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2014.05.11

【訃報】岩井直溥さん

作曲家・岩井直溥さん死去 「吹奏楽ポップスの父」

39年前、私が中学2年で何も分からぬまま吹奏楽部に入り、はじめて聴いた曲がその年の吹奏楽コンクール課題曲「ポップス・オーバーチュア『未来への展開』」だった。
世の中にはこんなにカッコイイ音楽があるのかと思った。私の中学はこの課題曲ではなかったので、これを演奏しているよその学校がうらやましくてならなかった。

岩井さんは、「ポップスを演奏する日本の吹奏楽」というジャンルを、一から作り上げた方だった。
岩井さん登場以前の吹奏楽のポップスというのは、民謡や童謡の編曲か、ミュージカルや映画のセレクションくらいしかなかったはずだ。
私たちがいま普通に、吹奏楽でジャズやラテンのスタンダード、洋楽ポップスや最新の流行歌を演奏できるのは、岩井さんのこの半世紀のアレンジと啓蒙活動があったからこそだ。
そのことは決して忘れてはいけない。

岩井さんの編曲はよく「ワンパターン」と悪口を言われたが、演奏するバンドの編成や技量に関わりなく同じ音が出るその恐るべき職人技について思い知らされたのは、そんなに昔のことではない。

今はそのような「吹奏楽」からは縁遠くなってしまったけれど、「岩井さんに育てられた」日本の吹奏楽人の端くれとして、改めて、ご冥福をお祈りしたいと思う。
お疲れさまでした。ゆっくりお休みください。…

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