週末静岡→東京
シンフォニエッタ静岡 Sinfonietta Shizuoka, JAPAN 第34回定期演奏会~シャルリエの芸術(グランシップ・交流ホール)
フィンジ/ロマンス(弦楽合奏のための)
メンデルスゾーン/ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲ニ短調*
指揮:中原朋哉
ヴィヴァルディ/協奏曲集「四季」*
*オリヴィエ・シャルリエ(Vn)
先週のふりかえり。19日(土)。
年に何度かの恒例静岡行き。
オリヴィエ・シャルリエ(パリ音楽院ヴァイオリン科教授)のすばらしい「四季」、他をきく。
東静岡駅前のグランシップ内の、交流ホールという名のフラットスペース。
オペラシティのリサイタルホールを楕円形にしたような雰囲気で、ホールトーン(残響)は少なめながら、今回のように10人ほどのアンサンブルを200人くらいのお客さんで聴くにはなかなか都合のよい会場である。
シャルリエの演奏は、この10年くらいの間で東京で聴けたことは一度しかないが、ここ静岡では何度も聴いている。
その演奏は、ただ聴くだけで何回分かのレッスンに相当するような新鮮な発見の数々と、同時にクラシック音楽そのものの豊穣な正統性にみちている。
世界最高のヴァイオリニストと云われる所以であろう。
前回、シャルリエの「四季」を聴いたのは2010年、やはりここ静岡だった。
翌日自分のアンサンブルの演奏会本番だったんだけど、シャルリエの演奏を聴いて触発されて、本番当日になって演奏の細部をちょっと変えたりした。
自分としてもとても手応えを感じたし、聴きに来てくれたお客さんの反応も近年最高だった。
…なんていうこともあった。
聴ける機会は多くないかもしれないけれど、、音楽をやる人には(管楽器だろうが何だろうが、楽器の種類は関係なく)一度は聴いてみてほしいと願っている。
アンコールに壮絶な「夏」のフィナーレを聴いたあと、早々に静岡駅へ出て新幹線に飛び乗る。
東京に戻って、もうひとつ演奏会のハシゴ。(つづく)
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