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2014.04.16

風ぐるま2014

チラシ画像風ぐるま~2014 アルバム発売記念コンサート(渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール)

高橋悠治/古い狐のうた(2013)
H.パーセル/ひとときの音楽
A.フォルクレ/フォルクレ氏
F.クープラン/フォルクレ氏、または誇り高く
A.フォルクレ/クープラン氏
A.フォルクレ/ラモー氏
J.Ph.ラモー/フォルクレ氏
高橋悠治/長谷川四郎の猫の歌(2010/2014)
J.S.バッハ/わたしを憐れんでください(マタイ受難曲より)
M.マレ/膀胱結石手術図
高橋悠治/網膜裂孔(2013)
M.ハジダキス/好きなの
高橋悠治/六番の御掟について(2012)
 高橋悠治(Pf)、波多野睦美(Vo)、栃尾克樹(B.Sax)

14日(月)。
渋谷区なんちゃら大和田という、初めて行く会場にて、平成の高橋悠治バンド「風ぐるま」を聴く。

実は以前にも一度聴いているが、今日もまた、まるでそのへんのオッサンが世間話をするかのように350年の時空を自在に行き来する2時間だった。
終わったあと栃尾さんに会ったら、「どうでしたか?面白かったですか??」とすごく心配そうだったけれど(笑)、これはもう紙一重を超えた天才(失礼)高橋悠治ワールドの全面展開なので、面白いとか面白くないとかの判断基準は超えたものだし、そもそもそれを面白いと思わない人はここには来ないでありましょう。
「網膜裂孔」というバリトンサックス独奏曲が自分的にはやはりかなりに印象的だった。
栃尾さんが網膜剥離で手術を受けた際の体験談がそのまま音楽になったもので、「周辺視野欠損」とか「レーザー光凝固療法」とか、およそ音楽作品のそれとは思えないようなテキストが付いている。
マラン・マレの「膀胱結石手術図」の三百年後の反歌のようなものか。
波多野さんがテキストを読み上げながらの演奏だったけれど、Sax奏者が演奏しながら自分で喋ることも可能だと思う。
高橋悠治氏の作品の例にもれず、こちらで楽譜が公開されているので、興味のある方は挑戦してみては。

photo

CDが発売されていたので、買って終演後のサイン会の列に並ぶ。
高橋悠治氏のサインというのが、35年以上前からその名前を畏敬の念とともに見知っていた身としては、かなりに感慨深かった。
「高橋悠治」という形而上的な概念に近いようなその存在と、サイン会という下世話な場に座っている姿とのギャップが妙に不思議で可笑しかった。
#見てくれはただのドテラ姿の爺さんなんだけど(笑)

アンコールで歌われた「ぼくは12歳」の中の1曲もまた然り。
中山千夏さんが歌っていた「ぼくは12歳」のレコード、なんてものも、リアルタイムで聴いていたから。
「ぼくは12歳」を書き遺して逝った詩人は私とほぼ同年齢だったけれど、自分はいまやそのときの父親の年齢を超えてしまった。

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