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2014.02.22

近江楽堂にて

チラシ画像荻島良太 サクソフォンリサイタル(東京オペラシティ・近江楽堂)

C.ドビュッシー/シランクス
G.Ph.テレマン/12のファンタジーより 1~6
L.ベリオ/セクエンツァIXb
G.Ph.テレマン/12のファンタジーより 7~12

今週のライブ振りかえりその1。17日(月)。
芸大のサクソフォン演奏会をはじめいくつかの興味ある催しが重なっていたが、私はヴィーヴ!SaxQのアルト奏者、荻島さんの独奏リサイタルへ。

会場の近江楽堂は、オペラシティの3階にひっそりと位置する、普段は古楽の催しが多い丸天井の小会場。
なかなかに縁のない場所で、オペラシティができて15年以上経つけれど、初めて入った。
120席ほどの客席は大入り満員で、実は遅れて到着して後半から聴いたのだが、一番隅の一席にやっと座れた。

ピアノ等ほかの楽器や出演者の一切ない、まさに「1本勝負」。
ソプラノで吹いたテレマンの「無伴奏フルートのための12のファンタジー」を中心に、前後半分ずつに分け、それぞれに20世紀の無伴奏作品を前置きとして置いた、たいへん興味深いプログラムだった。
前半と後半が相似形となるこのプログラムの組み方のお陰で、半分だけでもそれほど欠落感なく聴けた。
「ファンタジー」それぞれ1曲の中もいくつかの楽章のような部分に分かれているので、通して聴いていると、沈思と躍動とがさまざまな相貌をもって繰り返される中で、いつしか曲名のことも忘れ、(誰々の何々という「作品」、ではなく)「音楽」だけに没入する、という状態となっていく。
音楽は「歌」と「ダンス」という2つの要素で出来ている、と言ったのはウィントン・マルサリスだが、そのような始源的な音楽のありようを実感する、得難い時間を過ごした。
人肌のような自然な手触りと温もりを備えた「セクエンツァ」も新鮮に聴いた。

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