LSO Brass Quintet【1月8日】
今日はようやく楽器吹き初め。
2ヶ所の会場を移動して、9時開始の20時終了という、2週間ぶりに吹くにしてはハードな時程だった。
2月1日の本番の件は一両日中に告知します。
ロンドン交響楽団ブラス・クインテット 東京公演(紀尾井ホール)
J.S.バッハ/トッカータとフーガ
D.スカルラッティ/ソナタK.380
エワルド/金管五重奏曲第1番
クーツィール/子供のサーカス
クレスポ/組曲「アメリカーナ」第1番より
D.ブライト編/ブラス・オン・ブロードウェイ
仕事がトラブって遅刻。休憩に入っていた。
聴きたかったものはみんな前半だったが、まあ仕方無かろう。
会場で高校の先輩たち(金管吹き)にばったり遭って、「木管の人も聴きに来るんだ」とビックリされたんだけど、私のこのブログを読まれている方なら先刻ご承知の通り(笑)
名手たちの演奏する室内楽には、木管だろうが金管だろうが弦だろうが、楽器の違いを超えた感興というものが必ずある。
また、昨年3月に聴いたロンドン交響楽団本体の演奏の、あまりにも完璧すぎるサウンド・ビルディングは、今までに自分が世界のオーケストラを聴いてきた中でも、最大級の驚異だった。
中核メンバーの室内楽という形で、あのサウンドの秘密の一端でもこのチケット代で明らかにされるのなら、安いものだと思っていた。
それがいざ聴いてみたら、何もかもがあまりにも自然で普通で、そのことにびっくりした。
たぶん、今の日本の金管奏者だったら、同じ楽譜を吹いても同じような音は出るだろうとは思うが(30~40年前にフィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルを初めて聴いて「日本人と全然違う」、と感嘆した頃とは、隔世の感がある)、そういう問題(上手い下手、という)じゃなかった。
じゃあ何、と聞かれると、逆によく分からなくなったかもしれない(笑)
ただ、この類の演奏会で、今回ほど「音楽そのもの」を楽しむことができたことは、稀な機会ではあった。
それがどれほど凄いことか。
粋なステージ運びも、PJBE以来の英国の伝統だな。
アンコールは1曲だけ(ウォルトンの「ファサード」よりポピュラー・ソング)。
さすがにかなり(吹くのは)きついプログラムだったらしい。
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