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2013.12.29

しばし、1981年

今年も年末年始のお休みが始まっている。
昨日(12/28)は吹き納め。2月1日の演奏会のためのパート練習。なかなか前途多難ではある。

さて、年末年始の休暇は、例年、書き残しブログ記事の駆け込み作成に追われる(笑)
以下は、Facebook記事の加筆再投稿。

先日、東京文化会館の音楽資料室にて、32年前、1981年度のバンドジャーナルをまとめて斜め読みしておりました(閲覧だけなら20時まで可)。
この年度の、故・前澤文敬先生のワンポイント・レッスンを再び日の目を見せようという個人的なプロジェクトの一環というか、ついでというか。
欠けている号があり残念。

photo

プロの演奏家、教師(トレーナー)の数が現在とは比べ物にならないほど少なく、情報の少なかった当時は、バンドジャーナル誌のワンポイント・レッスンのページは、今ではもはやおそらく実感できないほど貴重な情報源だった。
とくにこの年度の前澤先生の書かれたものは、聡明で客観的で、まともにサックスのレッスンなど受けたことのなかった自分にとっては、本当に頼りになる道しるべに見えた。
前澤先生の没後10年の今年、ふたたび読むことができたのは僥倖だった。
今読み返すと、その文章の明晰さ以上に、飄々とした洒脱さのある筆致が心に残る。
亡くなられた人が書かれたものは、あっという間に忘れ去られてしまうけれど、これは忘れられるにはあまりに惜しい。
いずれ、多くの人に読んでいただける機会が作れたらいいなと思う。

バンドジャーナル本誌は、大学の吹奏楽の部室でリアルタイムに読んだ記憶がある。
なんとなく記憶に残っている記事やコンサート評やレコード紹介が、なつかし過ぎ。

1981年 サクソフォン関係イベント備忘録
(同誌各号より転載。じっくり読めばもっと載っているかもしれないが、とりあえず)

ジャン=マリー・ロンデックス来日
4/21リサイタル(中央会館)
アンリエット・ピュイグ=ロジェpf
伝説(シュミット)迷子のトネリコ(ロセ)ソナタ(クレストン)他
4/15レセプション(三笠会館)※J.Umbleのロンデックス本に掲載の元写真を発見
4/19クリニック(新宿センタービル)
4/28クリニック(東京音大ホール)

4/18 市川豊リサイタル(石橋メモリアルホール)
猪俣淳子pf
無伴奏チェロ組曲第1番(バッハ)ソナタ(ヒンデミット)迷子のトネリコ(ロセ・日本初演)ロマンス(末永隆一・初演)ソナタ(ブーニョ・日本初演)

6/1 武藤賢一郎リサイタル(東京文化会館・小)
藤井一興pf
ファンタジー(ドメルスマン)スカラムーシュ(ミヨー)ラメントとロンド(サンカン)アリア~2人のために(北爪道夫・初演)PCF(デザンクロ)ソナタ(デニゾフ)

10/21 東京サクソフォンアンサンブル1stリサイタル(石橋メモリアルホール)
第1四重奏曲(サンジュレー)小組曲(アルマ)四重奏曲(デザンクロ)他

11/27 キャトル・ロゾー・サクソフォンアンサンブル第6回演奏会(中央会館)
小品(ブーニョ)変奏曲(リヴィエール)四重奏曲(デュボワ)四重奏曲(デザンクロ)他

12/26 第3回サクソフォーン・フェスティバル(都市センターホール)


1年を通してもこんなもんなんだから、毎日のように何かしらサックス関連のイベントがある現在とは、まさに隔世の感がある。
こうして見ると、当時から現代と全く変わらないことをやっていた武藤氏のパイオニア性は際立つ。
ロンデックスのリサイタルのピアノをアンリエット・ピュイグ=ロジェ(!)が弾いているが、ピュイグ=ロジェ女史は当時、芸大の客員教授として日本に滞在されていたのである。
ヨーロッパ最高の知性が日本の学生たちを教えていた、その当時のこういう、貴重な下地の積み重ねがあったからこそ、現在の豊饒さがあるのだということを実感する。

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