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2013.11.25

野口紗矢香(Sax)

image野口紗矢香 サクソフォーンリサイタル(sonorium)

C.A.ワース/それらの丘を越えて(Beyond These Hills)
B.ハイデン/ディヴァージョン
C.パスカル/ソナチネ
H.ヴィラ=ロボス/ファンタジア
V.モロスコ/ブルー・カプリス
D.マスランカ/ソナタ
 Pf:川岸麻理

改めて、金曜日(22日)の夜のこと。
永福町の商店街にあるsonoriumへ。
sonoriumは百席の小さなスペースで、演奏者と客が同じドアから出入りするため、遅刻して行くと曲間で演奏者のかたと「あ、こんにちは~、遅れてごめんなさい~」、と挨拶することになります(笑)

野口さんとちゃんと知り合ったのは割と最近のことで、ブログだとこの記事ということになるが、早世されたサクソフォン奏者・前澤文敬氏とその周辺の話題でFacebook上で盛り上がっていた時に、高校生の頃前澤先生に習っていたという野口さんが話題に参戦して来られたのがきっかけだった。
歳月の流れは非情ではあるけれど、亡くなられてちょうど10年が過ぎた前澤先生は、それでも忘れられてはならない、日本のサクソフォンの発展期の最初の頃に確かな足跡を残した人だと考えている。

そして今日、野口さんのリサイタルにて、マスランカの超大作ソナタをメインとする壮絶なプログラムを吹ききった後のアンコールから、それまでは聞こえなかった、確かに前澤先生の面影のある音が聞こえてきたことに、私は深い感慨を抱いたのだった。
最初に習った先生の音というのは、やっぱり特別な存在というか、自分自身の原型のようなものなのかもしれない。
そして、演奏する人の、飾りや自意識や説明や自己防御をはぎ取り、「素」の姿をさらけ出させるこのマスランカのソナタという曲そのものの力についても、同様に感じ入った。

これ以上のことは、もはやあまり言いたくはないし、言う必要もない。
ただ、今、この瞬間にしか聴けない、この瞬間にしか現れないものを確かに聴いた、ということが何よりも嬉しかったし、私がライブに通うのも結局のところ、「それ」を聴きたいからなんです。

野口さん、お疲れさまでした。

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