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2013.11.09

ファブリス・モレティ(Sax)2013

チラシ画像ファブリス・モレティ リサイタルツアー・東京公演(ルーテル市ヶ谷センター)

J.M.ルクレール(M.ミュール編)/アダージョ、アルマンドとジーグ
R.ガロワ=モンブラン/エチュード形式の6つの音楽的小品
H.トマジ/バラード
J.リュエフ/コンチェルティーノ
P.ボノー/組曲
I.ゴトコフスキ/ブリヤンス
 Fabrice Moretti(A.Sax)、服部真理子(Pf)

7日(木曜)。
ここ何年か、秋、ルーテル市ヶ谷での恒例となりつつある、モレッティと服部真理子先生のリサイタル。

今年も、美しい、幸福な余韻を残して終わった。
華麗で軽やかな超絶技巧に彩られた見事な演奏と、素敵な(決していま風の新しい建物ではないけれど、でも美しい)会場。
モレッティ氏も、「シアワセ~」(日本語)を連発(笑)

10~15年くらい前に学生だった、服部先生ゆかりのサックス関係の方々が、時が経ってもやっぱり同じように客席に集まって、暖かくコンサートを聴いているというこの雰囲気がまた、なんともいえず懐かしく快い。
モレッティ氏の演奏も、単に素晴らしいとか上手い演奏というのを超えて、自分の中の最も美しい、最もひたむきだった時間の記憶を呼び覚ましてくれるように感じる。(ボノーやゴトコフスキーのような曲が、こんなにも美しい切実さをそなえた素晴らしい曲に聞こえることは、あまりない。)
それは決して単なる懐古趣味ではない。プルーストも言ったように、人間は折々に、自分自身の子孫である。
輝かしい未来をつくるためには、美しい過去というものを(もしかしたらそれは思い込みかもしれないけれど、それでも)忘れてはいけないと信じる。

今回モレッティ氏は、9月から使い始めたばかりという、ビュッフェ・クランポンの「Senzo」なる新しい楽器を披露した。
プレスティージュに似た紅色の美しいこの楽器、日本語の「先祖」から名前をとったそうで、アドルフ・サックスの時代にまさに「先祖返り」したような、デリケートで他の楽器とよく溶けあうソノリテを追求したとのこと。
「サクソフォンを演奏するすべての人に、Senzoを試してみることを薦めます」とモレッティ氏が自信を持って断言するこの楽器、とても気になる。

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