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2013.11.06

河村尚子(Pf)

チラシ画像河村尚子 ピアノリサイタル(ヤマハホール)

フォーレ/「即興」Op.84-5(8つの小品より)
ドビュッシー/子供の領分
ラヴェル/水の戯れ、ソナチネ
ムソルグスキー/展覧会の絵

秋はコンサートのやたらと多い季節で、気になるものにすべて足を運ぶ訳には到底いかないけれど、それでもふと閃いて行かずにはおれなくなるようなものがある。
今日の河村さんのリサイタルはまさにそれだった。

素晴らしかった!
挨拶代わりのフォーレの「即興」(2分足らずの小品)のあと、間を置かずに弾いた「子供の領分」と、次の「水の戯れ」が特に見事だった。
単に上手だとか音が綺麗だとか、単純な喩えでは追いつかない多層的な存在感と、底暗い深みをもったファンタジーを湛えていた。風に舞って跳びはねる雪片やきらめく水のイメージが眼前する。
どれも昔から大好きな曲なので、録音でも実演でも色々な人を聴いてきたけれど、こんなふうに惹き付けられる演奏は、初めてだと言ってもいい。
メインの「展覧会の絵」は、勢いの良さと、外見からは想像がつかないようなスケールの大きさで弾ききった。

いやー、河村さん、オーケストラの演奏会でコンチェルトのソリストとしては何度か聴いたことがあって、とてもいい印象は持っていたが、正直これほどの才能の持ち主だとは思っていなかった。
フランス物のCDが出たら、きっと買っちゃうだろう。
アンコールは3曲。スクリャービンの左手のためのノクターンが魅力的だった。

ヤマハホールの2階席は初体験。
極上の響きだった。ピアノを聴くにはもしかしたら都内の演奏会場で最もよい場所かもしれない。
というか、ピアノ(楽器)自体も、ヤマハが威信を賭けて選り抜きのものを置いている、という感じがした。

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