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2013.10.12

「来るべき日への歌」

会場で買った、件のCD。

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ソングス・フォー・ザ・カミング・デイ-来たるべき日への歌 雲井雅人サックス四重奏団(Universal TYCE85001)

表題曲1曲のみ(とはいえ、9楽章・40分超という「サクソフォン四重奏曲」としては破格のものだが)+ボーナストラックとして小品ひとつ、というシンプルな構成。
まずは、天下のユニバーサルからこの形で発売された、ということそれ自体が快挙である。

現代の音楽ではあるけれど、いわゆる現代音楽っぽさは皆無。
かといって、世間によくある「ヒーリング・ミュージック」の類とも違う。
マスランカの作品は、まるでマーラーの交響曲のように、喜怒哀楽、希望と絶望、高揚と沈静といった、人間の持つあらゆる感情を縦横に観照する。
前作「レシテーション・ブック」に比べたら、より内省化の方向に行っていると思うけれど、その感情の広大な幅と宇宙的な深さは、目眩がするほどだ。

既に何度か聴き返しているけれど、やはりマスランカの「サクソフォン協奏曲」と同じく、聴く度に違う相貌が現れてくる。
こちらの「聴く態度」を鏡のように映し出して見せる、ある意味恐い作品である。
まるでクープランのオルガン・ミサをCDで聴くような、平静な気分で聴けるかと思うと、突如として巨大化して襲いかかってくるみたいな。

…すごい作品ですよ。
演奏もすごいけど、とにかく、「何が」すごいって事が分解して言えない、というレベルまで行っている。
こういう作品(演奏)って、そうそうない。

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