2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
フォト
無料ブログはココログ

« ライブふり返り…6月28日、佐野功枝(Sax) | トップページ | ライブふり返り…7月9日、Musica Talamum~音楽の部屋 »

2013.08.20

ライブふり返り…7月5日、東京シンフォニエッタ

チラシ画像東京シンフォニエッタ 第33回定期演奏会(東京文化会館・小ホール)

■野平一郎 生誕60周年記念作品展■
ドゥーブル~室内オーケストラのための
もう一つの…月~フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための
アラベスク第3番~サクソフォンとピアノのための
 Sax:小串俊寿
挑戦への14の逸脱~ピアノ、8人の弦楽器と電子音響のための
 Pf:藤原亜美
 指揮:板倉康明

野平一郎さんの、還暦記念作品展を聴く。

勿論のことながら、私がもっとも楽しみにしていたのは、小串さんが野平さん若き日の傑作「アラベスク第3番」を演奏することだった。
なんと小串さん、Happy Saxコンサートでおなじみ、金ラメ入り黒スーツ(!)で登場。会場内が少しどよめいた(ような気がした)。
脚を逆V字型に開いてすっくと立って演奏する姿、演奏終了後のにこやかで堂々たるたたずまいは、まさにHappy Saxコンサートの世界だった。
こんな超前衛音楽をネタに、あのようなHappyな世界を現出させる演奏家は、小串さん以外にいないだろう。

この曲は1995年頃に、斎藤貴志さんのリサイタルで聴いたのが最初だった。
現代日本の作品ばかりで構成されたその時のプログラムは、正直言ってそれほど面白いものとは思えず、どの曲を聴いても同じに聞こえた中、野平さんの曲だけは(同じような現代的語法を用いていても)圧倒的に見通しが良く、言いたいことがよくわかった。
演奏終了後、大きく拍手をしていたら、さっきから私の隣に座っていた、どこかの宗教指導者のような一度見たら忘れられない印象的な風貌のおじさんが立ちあがって、ステージの方に歩いていった。
野平さん本人を見た、それが最初だった。

今回の演奏会は他にも、さまざまな年代の、さまざまな編成の作品が演奏されたが、そんな強靱さと「唯一性」は、どの作品でも際立っていた。
後半の長大なエレクトロニクス・コンチェルト(1990~91作曲、1993改訂)は、昨年静岡で聴いた「息の道」に通じる、スケールの大きな世界への前触れのように感じた。

« ライブふり返り…6月28日、佐野功枝(Sax) | トップページ | ライブふり返り…7月9日、Musica Talamum~音楽の部屋 »

コンサート(2013年)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ライブふり返り…6月28日、佐野功枝(Sax) | トップページ | ライブふり返り…7月9日、Musica Talamum~音楽の部屋 »