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2013.06.05

洗足学園音大プロデュース「レインボウ21」

チラシ画像レインボウ21~サントリーホール デビューコンサート2013(サントリーホール・ブルーローズ)
洗足学園音楽大学プロデュース
「Jazz in CLASSIC -ジャズに魅せられた作曲家たち-」

ストラヴィンスキー/ピアノ・ラグ・ミュージック
 初鹿早菜(Pf)
ラヴェル/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
 武田杏奈(Vn)、樫村理沙(Pf)
ガーシュウィン/3つの前奏曲
 末次実玲(Pf)
ミヨー/世界の創造
 金井俊文(指揮)
ジョリヴェ/幻想即興曲
 芳賀大峰(A.Sax)、小坂友紀子(Pf)
デニゾフ/アルトサクソフォンとピアノのためのソナタ
 須々木由子(A.Sax)、村田美貴(Pf)
カプースチン/8つの演奏会用エチュードOp.40から 第1、2、3曲
 小坂友紀子(Pf)
バーンスタイン/プレリュード、フーガとリフ
 安本夏海(Cl独奏)、金井俊文(指揮)

サントリーホールの「レインボウ21」というのは、ホールの主催公演ながら、国内外の各音楽大学にプロデュースをまるごと委託する形で小ホール(ブルーローズ)で開催される、コンサートのシリーズである。
コンセプト、選曲、人選は勿論、コンサート全体の雰囲気も、あたかも各音大の学内演奏会のように、それぞれの学校のカラーが反映される。
今回、洗足学園音大プロデュースの回が、見てのとおりめちゃくちゃに面白そうなプログラムで、聴きに行ってきた。

とても気持ちのよい演奏会だった。
出演者は全員、洗足の現役学生か卒業して間もない若手演奏家ばかりで、完成された巨匠の芸というのでは全然ないんだけど、出演している人たち全員の、これは「私たちの演奏会」なのだから私たちが良い演奏会にしていかなければならない、みたいな、若い人たちならではの積極的でひたむきな思いが、理屈を超えた音楽的感興をもたらしていたように感じた。
良い例が「世界の創造」で、勢いもあるし、アンサンブルも見事で、しかもこの音楽の背後の「憂い」のようなものもちゃんと感じられる、すばらしい演奏に仕上がっていた。
もっと上手な、一線のプロの演奏家ばかりのアンサンブルでも、もっとおかしなことになった演奏をいくらも聴いたことがある。
この曲はそのくらい難しいんですけどね。ともあれ、見事なものだった。
終演後の客席で、指揮者のかたとすれ違ったので、勿論面識はない人だったけれどこちらからご挨拶をして、感想を申し上げた。うまく真意が伝わっているといいんだけど。

サクソフォンのおふたりもなかなか頑張っていて、芳賀さん(先日の協会新人演奏会にも出ていらした)は小品ながら、独特のシンプルで明るい音色が強い印象を残したし、須々木さんのデニゾフも、「しずけさ」のようなものが根底にある、この曲では普段あまり聴けないタイプの解釈がたいへん興味深かった。
須々木さんはこの演奏会全体の企画制作にも関わっていたそうだ。
終演後にお会いした時に「自分のやりたい曲並べたんでしょー?」と言ったら、笑っていらしたけど。

最後はバーンスタインの、完全なJazzビッグバンド編成の「プレリュード、フーガとリフ」(ウディ・ハーマンの委嘱で書かれ、ベニー・グッドマンが初演した由)にて、決然と終演。
客席には洗足の先生方をはじめ関係者も勿論多かったけれど、ホールの固定客とおぼしき比較的年配の一般の方も多く、そういうお客さんに聴いてもらえたことは良かった。

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