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2013.04.02

田端直美(Sax)

チラシ画像田端直美 2013サクソフォンリサイタル(アーティストサロンDolce

ドビュッシー/ラプソディ(ヴァンサン・ダヴィッド版)
B.ヴィヴァンコ/蚊のエチュード
E.グレグソン/サクソフォン協奏曲
田村文生/緑深き山々への階梯(Gradus ad Muconassum)*
パッヘルベル(大西有紀編)/カノン
デュクリュック/ソナタ嬰ハ調
 Pf:白石光隆、*Perc:高鍋歩

4月1日。
年度初めからいきなり演奏会場に座ることになる。
大阪市音楽団のサクソフォン奏者、田端さんの東京リサイタル。

田端さんはもともと芸大卒の関東出身の方で、西宮市に住んでおられる今も定期的にこちらでリサイタルをされているのだが、なぜかずっと都合が合わず、今回はカザルスホールでのリサイタル以来だから十数年ぶりに聴くことができた。
あの当時はもう少し素っ気ない音楽をされていた記憶があるけれど、この間の長い関西暮らしを反映してか今日は、エモーショナルで饒舌な、私の知っている関西の音楽家たちと共通するスピリットを発揮されていたのが印象的だった。
ある意味、ちょっと懐かしい雰囲気でもある。

そんな雰囲気で演奏されたグレグソンが今回いちばん印象的で新鮮だったのは言うまでもなく、田端さんの壮絶なまでの体当たり的熱演は勿論、白石さんのピアノがとにかく凄すぎた。
フィナーレの、あの鋼鉄のように強靱な、正確無比のパルスの連打は、浴びているだけで五感が痺れてくるかのようだ。グレグソンのこんなピアノは聴いたことがない。
ピアノの弦が切れやしないか心配になるほどのカラテ的瞬発最強音から、電子ピアノのようなライトであっけらかんとした音色まで自在に弾き分ける。
それ以外でも今回は、白石さんのピアノがあってこそ、という場面が随所にあって、ヴィヴァンコ(ヴィヴァンコス)の蚊(Mouskit's Etude)も、田端さんがMCで「この曲は引き受けてくれるピアニストの方がなかなかいないんですけど」みたいなことを仰っていて、あれ、この曲って無伴奏エチュードじゃなかったっけ?…と不思議に思いつつ聴いてみたら、…
ウン、確かにこれは、白石さんでないと。と思わず納得だったとか、いろいろ。

普段から都内で活動している方ではないせいか、客席は満席という訳にはいかず、いつもの常連の方々ともあまりお会いできなかったが、ちょっと勿体なかった。

田村文生氏の、サクソフォンと打楽器のための新作は、「パルナソス山への階梯」と「六甲山」を引っかけたタイトルとのことだが、作曲者ご本人は「誰でも聴いたことのあるような旋律」が素材になっているとは仰るものの、いざ聴いてみると一体どこに何の旋律があるのか、そもそも「旋律」というものがこの曲のどこにあるのかさっぱり判らないという、人を煙に巻くこの人の毎度のパターンだった。

アンコールに3人で、「青春の輝き」。
田端さん、MC用のマイクを持っていきなり、「The hardest thing I've ever done, is keep believing...」と、渋ーい声で歌い出す。イイネ!

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