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2013.04.11

シュトゥットガルト放送響(4/9)

チラシ画像シュトゥットガルト放送交響楽団(サントリーホール)

ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」
ラヴェル/ピアノ協奏曲
 Pf:エリック・ル・サージュ
ラヴェル/マ・メール・ロワ
ドビュッシー/海
 指揮:ステファヌ・ドゥネーヴ

今日(4月9日)は海外オケ。
南ドイツはシュトゥットガルトの放送オーケストラと、1971年生まれフランス人シェフによる、フランス音楽集。
見てのとおりとてもドイツのオーケストラの来日公演とは思えない曲目ながら、素晴らしかった!

木管などは木質の落ち着いた音色で、フランスのオーケストラの高次倍音の多い華やかな音色とは明らかに違うんだけれど、無限小の音量レベルから完璧にコントロールされるかのようなおそるべき繊細さは、艶やかで瑞々しい弦の音色も相まって、フランス音楽の再現にはある意味理想的に作用する。
もともとシュトゥットガルト放送響は、元首席指揮者のチェリビダッケの薫陶を受けてこういう繊細な表現に長じており、その後もジェルメッティやプレートルといったラテン系指揮者の治世が続いたせいもあるのか、フランス音楽は伝統的に得意としている。
ジェルメッティのラヴェルの録音なんか見事なものだし、ベルティーニによるドビュッシーの「放蕩息子」「選ばれた乙女」という2つのカンタータの録音も名盤として知られる。
後を受けたノリントンがそのへんを台無しにしてやしないか不安もあったのだが(笑)、実際に聴いてみると幸いにしてそんなことはなく、昔の録音で聴いたとおりの「暖かい繊細さ」は健在で、嬉しかった。

ヴァイオリンは対向配置、コントラバスはステージ後ろのひな壇最上段に8人横一列で並ぶ。
この並び方はノリントン時代の名残りかな。
「マ・メール・ロワ」(通常の5曲からなる組曲に、バレエ版の前奏曲と紡ぎ車の音楽を冒頭に付加した版)は、この曲のある種の「理想的」な表現だったと思う。
ここまで来ると、ドイツ的だのフランス風だのという捉え方は関係ない。
ラヴェルのピアノ協奏曲を弾いたル・サージュも、以前同じ曲を紀尾井シンフォニエッタで演奏したときより明らかにのびのびと弾いていたように見えた。
最後の「海」は、繊細であるという特徴に加えて、力強さや揺るぎなさ、形式感をそなえた、たいへん聴き応えある演奏となった(ロータリートランペットを使ってた!)。
「海」は実は難曲で、フランスのオーケストラの日本公演などで演奏されても意外と名演にはならない場合が多いというのに、見事なものだった。

客入りはもうひとつ。(2階の後ろの方なんかガラガラ)
勿体なかった。

ところで、シュトゥットガルト放送響って、1年くらい前には運営母体のSWR(南西ドイツ放送)による所属オーケストラの再編計画に伴い、存続問題までもが持ち上がっていたはずなんだけれど、その後どうなったんだろうか。
「その後」を伝える報道や情報もまるで無いし、今回の来日にからんでそういう情報も出てくるかと思ったら、全然、まるで何事もなかったかのようだし。
本当に何事もなければ良いのだけれど。

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