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2013.04.15

ブリュッヘン・プロジェクト最終日~新日本フィル

チラシ画像ブリュッヘン・プロジェクト 第4日(すみだトリフォニーホール)

シューベルト/
交響曲第5番
交響曲第8(9)番「ザ・グレート」
 新日本フィルハーモニー交響楽団
 指揮:フランス・ブリュッヘン

フランス・ブリュッヘン最後の来日。
18世紀オーケストラとNJPによる、4夜にわたる演奏会の最終日に行ってきた。
行ってよかった。

車椅子で袖と指揮台を往復するさまは痛々しかったが、出てくる音楽はそのような影は微塵もなく生き生きしていた。
ふくよかで瑞々しく、濡れたような渋い光を放つノン・ヴィブラートの弦の音色は、モダンオーケストラからヴィブラート「だけ」を取り去った似非ピリオド屋の貧弱な音色とは似て非なるものだ。
「5番」は6-6-4-2-2という小編成、「グレート」では12-12-10-8-6と倍以上に拡大。
コンマスは豊嶋さん。

「グレート」の終楽章、すべての音が若々しく飛び跳ねながら最後に向かって怒濤のように進んでいく様を聴きながら、なんか知らん、泣けた。
泣けるような場所じゃないんだけど、と思いながらも。
ブリュッヘンの吹くリコーダーを、FMから録音したカセットで聴きながら無心に真似をしたのは中学生の時だった。
自分がサクソフォンで音楽をしようと思うずっと前のこと、楽器をこんなふうに演奏してみたい、とか、こんなふうに出来たらカッコいい、と思った、思い出すかぎり最初の経験だった。
30数年経って、指揮者としてのブリュッヘンに思いがけず再会した。
ハイドン、ベートーヴェン、そしてバッハの「ロ短調ミサ」といった作品の、真の偉大さを教えてもらった。
ブリュッヘンその人に逢うことはもうないかもしれないけれど、でも私はあなたのことは一生忘れないだろう。

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