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2013.02.02

藝大定期・室内楽

チラシ画像藝大定期 室内楽第39回(東京藝術大学奏楽堂)

ベートーヴェン/弦楽四重奏曲ヘ短調Op.95「セリオーソ」
 清水公望・野田明斗子Vn、平高朝輝子Va、福本真琴Vc
ラヴェル/弦楽四重奏曲
 石田紗樹・下田詩織Vn、松村早紀Va、山本直輝Vc
J.チータム/ブラス・メナジェリー
 金丸響子・重井吉彦Tp、鈴木優Hn、鳥越崇裕Trb、田村優弥Tub
グラズノフ/サクソフォン四重奏曲Op.109
 山崎憂佳S.Sax、中島諒A.Sax、三浦夢子T.Sax、上野耕平B.Sax
スメタナ/ピアノ三重奏曲Op.15
 田中翔平Pf、白木一光Vn、吉田弦Vc
メンデルスゾーン/ピアノ三重奏曲Op.66
 栗田奈々子Pf、長尾春花Vn、山本直輝Vc

立春を前にいきなり春本番が来たかのような、暖かい南風の吹き荒れた土曜日。
開演14時、終演が17時半という長いコンサートを聴いてきた。

芸大の学生たちの、80組以上の室内楽チームの中から、オーディションを兼ねた期末試験で選抜されたという11組による2日間の演奏会の初日。
お客さんは意外と入っていて、(大学の)近所のおじさんおばさんという感じの方も多かったのが興味深かった。
芸大といえども、地域社会との共存を考えずにはいけない時代になってきているらしい。

いつも聴くものの倍のサイズの演奏会だが、多彩なプログラムと、各チームともセンスとインテリジェンスにみちた熱演によって、全く退屈することなく聴き終えた。お尻は疲れたけど(笑)
それぞれに、自分(私)のその曲のイメージと微妙に違うところや、もう少しかな、と思うところがあっても、そうなっている理由というのはものすごくよく分るという、そういう演奏が続いた。
…でもって、トリの長尾春花さんたちのピアノトリオ(メンデルスゾーンの、よく演奏される1番ではなく2番の方)が圧巻!だった。
全く完成された、大人の演奏だった。
すべてが柔軟で自然で、「宗教改革」交響曲に通じるようなメンデルスゾーンならではの音楽の神々しさに圧倒された。
それまでは普通に拍手するだけだったお客さん達も、最後の最後はブラヴォーの嵐に。

…こういう境地と比べてしまうと、管楽器の音楽っていうのはまだまだ、強弱とか、バランスとか、音程とか、抑揚とか、テンポとかによって音楽を作っている段階だなあ、と、痛切に思わされた。
勿論、管楽器の音楽でも、サクソフォンの音楽でも、時々はそういうレベルを超えたものを聴けるようにはなっては来ているけれど。

音楽って、なんて果てしがないのだろう、などと思いつつ、上野公園の中を横切って帰路につく。

明日(3日)も続きが開催されます。→案内はこちら
当日券で余裕で入れますので、ご興味と時間のある方は是非どうぞ。

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コンサート(2013年)」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。いつも興味深く拝見しております。
サクソフォーン四重奏、金管五重奏には、具体的にどんな感想をもたれましたか。
書きずらいこともあるかと思いますが、忌憚のないことをおきかせいただければ幸いです。

はい、書きづらいということはないのですが、書き始めると長くなるので面倒だ、ということはあります(笑)
なので極力短く書くよう、最近は心がけているので、もしかしたら言いたいことがあるのにわざと言わないようにしているかのように思われるのかもしれません。

誤解はされたくないのですが、サクソフォン四重奏のグラズノフは演奏自体はたいへん良かったです。私が今までに聴いたこの曲の実演の中でも、見通しの良さという点で屈指のものがあったかと思います。
この曲の難しさは私もよく存じているので、感慨深いものがありました。
この曲「だけ」聴いたとしたらとても感動しただろうとは思ったのですが。

金管は上手ですね。最近の若い金管奏者は本当に「巧い」と思います。ただ、このチームと曲目はちょっとテクニックに走りすぎた感じがして、聴いていて少々疲れました。
あと、テューバ奏者は素晴らしいと思いました。

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