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2013.01.21

Quatuor B

チラシ画像Quatuor B(クヮチュール・ベー)2ndアルバム「サクソフォーン・ルネッサンス」発売記念コンサート(アーティストサロンDolce)

D.スカルラッティ/ソナタK427
P.ランティエ/アンダンテとスケルツェット
F.& M.ジャンジャン/サクソフォン四重奏曲
高橋宏樹/ウォルタイム・トラベル
石川亮太/ふるさと幻想曲
P.イトゥラルデ/小さなチャールダーシュ
 國末貞仁(S.Sax)、山浦雅也(A.Sax)、有村純親(T.Sax)、小山弦太郎(B.Sax)

この週末も練習、呑み会、コンサートと慌ただしく、しかし充実した時間のなか駆け抜けた。
金曜日(18日)の夜はドルチェ楽器へ。

キツネの仮面を脱ぎ捨てた(一部意味有名)Quatuor B(QB)、なにげに貴重な機会の東京リサイタルだった。
実は私も生で聴くのは初めてだ(と思ったら、以前のサクソフォーン・フェスティバルの企画枠で聴いたことはあったことが判明。一晩ちゃんと聴くのは初めて)。

スカルラッティ、サンジュレーからジャンジャン(1900-1979)に至るサクソフォン四重奏の古典レパートリーを集めた新しいCD、「サクソフォーン・ルネッサンス」の発売記念ということで、前半はそれもんのプログラム(スカルラッティのK427というのは、いわゆる「3つの小品」の1曲めのこと)。
後半はCD未収録のQBオリジナル。
「ウォルタイム・トラベル」は宏樹さん流「ディズニー・メドレー」という趣で、おもちゃの鉄琴とか笛とか、色々な小道具も加わる。
たった4人でやっているとは思えないようなゴージャスな和声感がさすがと思ったけれど、「大人の事情」により、大々的に広めることが難しそうな感じもある。
石川さんの作品は、文部省唱歌「ふるさと」による変奏曲。
原曲の持っている、わずかな「心のいたみ」のようなものをきちんと掬いあげたアレンジに、感銘を受けた。

古い時代の曲目をとりあげても、紛うことなき21世紀のサクソフォンカルテットの隙のない技巧と、スマートで翳のないサウンドを発揮した演奏だった。
あまりにもスマートすぎるというのも、私のような古い人間にとっては物足りなく思う原因にはなるんだけれど、まあいいでしょう。
賑やかに、そして軽やかに、終演。

image

先行発売されていた件のCD「サクソフォーン・ルネッサンス」(正式発売は3月らしい)を、ロビーにて購入。
セピア色のジャケットが渋い。
収録曲は以下の通り。

スカルラッティ/3つの小品
サンジュレー/協奏的大四重奏曲
ジャンジャン/サクソフォン四重奏曲
ランティエ/アンダンテとスケルツェット
クレリス/かくれんぼ、序奏とスケルツォ
ヴェロンヌ/半音階的ワルツ、アンダルシアの騎士
イトゥラルデ/小さなチャールダーシュ
ピエルネ/守護天使の夜

真直ぐにに一本筋を通したコンセプトとプログラムは、潔くも見事である。
特に、アルモ以来の、ジャンジャン全曲収録というのが嬉しい「売り」だと思う。
また、最後にアンコール的に入っているミュール編曲のピエルネの小品は、知る人ぞ知る極めて美しい佳曲で、私自身も昔から様々な機会に吹いてきたものだけれど、たぶんこれがCD初収録。
これがきっかけで広まるんじゃないかな。
何にせよ、この辺のレパートリーがこの演奏水準で揃ったというのは、有り難くまた素晴らしいことだ。

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