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2013.01.08

新年初練習(サクソフォン五重奏など)

2013年もゆるゆると始まっています。

正月休み最後の6日(日曜日)は、楽器の吹き初め。
初見大会(ところで、なぜ「大会」と呼ぶんだろうか)いろいろ。
今日は五重奏の楽譜を3曲ばかり音出しした。

まず、サクソフォンのための最古のオリジナル曲のひとつ、サヴァリ(Jean-Nocolas Savari, 1786~1853)の「五重奏曲」。
次に、往年の定番、リャードフ「8つのロシア民謡」。
最後は、最近入手したビゼーの小組曲「子供の遊び」の新編曲。

サヴァリは、作曲者の生没年からすると、有名なサンジュレーの第1四重奏曲(1857年)よりも古く、サクソフォンという楽器の本当の黎明期の作品ということになる。
Jérôme Savari(1819~1870)という別の人の作品ではないかという説もあるようだが(この人もサクソフォンのための作品をいくつか書いていて、よく混同される)、あくまでもJean-Nocolas Savariの作品として出版されている。
2002年にジャン・ルデュー四重奏団が来日した際、服部先生が加わって演奏されたのを覚えている。
ソプラノ2+ATBという編成で、なんとも浮世離れしたのどかな曲である。
あとはSAATBという編成。リャードフは、昔からあるアメリカ版の楽譜で、つい10年程前までは、サクソフォン五重奏のためのまともな出版譜といったらこれかモーツァルトのK406くらいしか無かったはずだ。
あまり顧みられないが、ちゃんと演奏すれば結構いい曲だと思う。
ビゼーは岡村光哲という人の編曲だが、びっくりするほどいい音のするスコアである。
個人的には、今後のサクソフォン五重奏ものの定番となり得る楽譜だと思う。
ミュージック・ベルズというネット専業の出版社で販売しており、注文して代金を振り込むとネット経由でPDFファイルの楽譜が送られてきて、自分で印刷して使うというシステム(紙の楽譜を送ってもらうこともできる)。

初見で吹いてはみたけれど、まあ、一度吹いただけではよく分からない。
とはいえ、初見だから別に出鱈目で構わないとか、そういうものではないだろう。
もしも、この曲はどんなふうに、どのようなスタイルで演奏されるべきか、ということを常に考えながら演奏しているならば、(そんなに難しい曲ではないのだから)たとえ初見だろうが、吹きながら曲のスタイルをつかんでだんだんそれらしく変わっていく、ということがあってもいいと思うけれど、そういうことが無いまま終わってしまったのがたいへん残念だった。

「この楽譜はどのように演奏(再現)されるのが正解か」、ということを考えるというのは、「ソルフェージュ」ということ(演奏家にとって最も大切な基礎的能力)の本質である。
そういう意識がないのにいくら難しい曲を吹いた(吹けた)って意味は無いし、感心もしないぞ。…

他に、カルテットでも持ち寄った楽譜を様々な組み合わせのメンバーで音出しして、今日の吹き初めは終了。

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練習、リハーサル」カテゴリの記事

コメント

ビゼーは学生たちにやってもらっています。
いい編曲ですね。
ビゼー好きの小生にはたまらない。

おとう先生、たびたびありがとうございます。

そう、夏に熊本で聴かせていただきました。
私もこの曲は昔から大好きなもので、見事に(原曲の雰囲気を損ねずに)サクソフォンアンサンブルの響きになじんでいたことに驚いたものでした。

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