東京文化会館ニューイヤーコンサート2013、大植=都響
東京文化会館・ニューイヤーコンサート2013(「響の森」Vol.32)
モーツァルト/歌劇「魔笛」序曲
ベートーヴェン/「エグモント」序曲
モーツァルト/3台のピアノのための協奏曲(Pf:野原みどり・伊藤恵・大植英次)
ラヴェル/ラ・ヴァルス
宮城道雄/春の海(篠笛:福原友裕、Pf:大植英次)
岡野貞一(山本直純編)/ふるさと
外山雄三/管弦楽のためのラプソディー
指揮:大植英次
東京都交響楽団
新春3日めは東京文化会館のニューイヤーコンサートを聴く、これがここ数年の定番。
しかし今年は例年の「定番」とは趣が違って楽しかった。
ウィーンやヨーロッパの真似ではない、何か「日本」ならではの新春コンサートを考えた、との由。
都響初共演の大植さん。
曲の合間(セット替えが多かったので)にはマイク片手に、英語混じりの早口で喋りまくる。
長い外国暮らしのせいか、日本語がうまく出てこない場面も多々あり、アクセントも外国語ぽい不思議な感じだが、それでもめげずに陽気に喋り続け、3階席で聞いているともはや何を言っているのかよく判らない(笑)
いざ指揮台に立つと、全身が音楽の塊のような天衣無縫なアクションで、それでも「魔笛」の穏やかでなめらかな軽い響き、「ラ・ヴァルス」の振りの大きな大胆な運び等、都響からはあまり聴いたことのないような新鮮な音を臆せず引き出す。
次は喋りなしで(笑)是非他のレパートリーも聴いてみたい。
最後は外山のラプソディー(柳原さんのフルート独奏、見事っ!)。
アンコールに最後「八木節」の部分をもう一度。
一階席は総立ち。大植さんは(指揮台の下に隠していた)法被を羽織って暴れまくる。はっぴニューイヤーって訳かw
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