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2012.11.04

【聴いた】インバル都響マーラーツィクルス4

Tirasi121103東京都交響楽団 インバル=都響 新・マーラー・ツィクルス〈4〉
11月3日 「作曲家の肖像」シリーズVol.90(東京芸術劇場・コンサートホール)
11月4日(横浜みなとみらいホール)

「少年の不思議な角笛」より 死んだ鼓手/むだな骨折り/番兵の夜の歌/この歌を作ったのは誰?/高き知性をたたえて/塔の中の囚人の歌
 Br:河野克典
交響曲第4番
 Sp:森麻季
 指揮:エリアフ・インバル
 (コンサートマスター:矢部達哉)

2回聴いた。
当初は全席完売の初日だけの予定だったが、直前になってみなとみらいのチケットが知り合いから回ってきたのだ。

今も進化・深化を続けるインバル=都響のマーラーの世界を堪能した。
どの部分が具体的に新しいとか定量的に進歩しているという訳ではなく、同じ曲であっても聴く度に違って、そして深い。
コンマスの矢部さんも某所で言っていたっけ。「前回やった時とまるで違うし、今日やって明日またやってもたぶん全然違う」。
そういう、瞬間の創造の世界!
見事だ。

ただ、「4番」という曲は曲としてちょっと微妙で、なかなか率直に感動できないというか、入り込めないところはある。
一見定石通りの4楽章構成で、メロディは分かりやすく編成もオーソドックスなのに、いざ聴いた時のなんともいえない(マーラーの他の交響曲のどれにもない)ヘンテコさ、腰の座らなさ加減というのは、初めて聴いた時から不思議だった。
その点で今回のプログラム冊子の、岡田暁生という人が書いた曲目解説の「終わりから始まる」「終わりの始まりとして始まる」、というこの曲に対する視点は、たいへん示唆に富むものではあった。

ベルティーニと都響のこの曲のCDでも歌っている森麻季さんの歌は、この曲にとてもよく似合っていた。
ただ、歌の音量バランスに関しては、前半の「角笛」もそうだがどこで聴いてもやはり難しいものはあって(初日は2階左方前方、2日めは1階右端後方)、歌物はやはり東京文化で聴きたいと思った。
あと、特に驚いたのはオーボエのトップが3月に定年退職した本間さんだったこと。
全く、何ら違和感はなかった。

さて、これで今季インバル強化月間も、一段落。
ここ最近、ブログにインバルと都響の記事ばかり書いてたような気分もする。
始まった9月中旬はまだ真夏のように暑かったのに、いまや周囲の世界はすっかり秋も深い。

TMSO, Mahler1995

恒例、前回1994~96年のマーラーサイクルのチラシ。
このときは1年に3曲ずつ、3年間の企画で、1995年4月の来日では4~6番だった。
未だ50代の頃のインバル大明神、精悍である。(写真は木之下晃氏)
この年は1曲ずつのチラシは作られなかったと思う。

…地下鉄サリン事件のすぐ後のことで、特に「6番」など、あまりにも予言的というか黙示録的に響いたことに戦慄を覚えた記憶がある。

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