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2012.11.01

【聴いた】ピアノと3saxによる、フランス音楽

20121031ピアノと3本のサックスによる演奏会(古賀政男音楽博物館・けやきホール)

サン=サーンス/デンマークとロシアの歌によるカプリス
ドビュッシー/プルミエ・ラプソディ
フォーレ/組曲「ドリー」
ドビュッシー/ラプソディ
フォーレ/ピアノ四重奏曲第1番
 伊藤富美恵(Pf)
 原博巳・大石将紀・貝沼拓実(Sax)

10月の最後の日は、代々木上原のけやきホールへ。
ここ最近、サクソフォン絡みの催しというとこの会場が多い。
パリ音楽院ドラングル・クラスの専任ピアニスト、伊藤富美恵さんを囲んで、フランスにゆかりのあるサクソフォニストが集うという趣向のコンサート。
「ピアノと」3本のサックス、というタイトルはそこに由来する。

冒頭、いきなり4人揃ってのサン=サーンス。
フルート、オーボエ、クラリネット(&ピアノ)という原編成を、実音上ではほぼ全部1オクターブ下げたことになるのだろうか、アルト、テナー、バリトンの3本のサックスで演奏。
これがなんと、全く(原曲と比べて)、違和感がない!
綺麗に、そして華やかに響きあって終わる。
以下、ラストの長大な(演奏時間30分、シンフォニー1曲分の重量感のある)フォーレのピアノ四重奏曲第1番に至る、バラエティに富んだ豪華なフランス音楽コンサートとなった。

貝沼さんの素晴らしい「ラプソディ」(ヴァンサン・ダヴィッド版)の演奏に対し、原さんはソプラノで同じドビュッシーの、クラリネットのための「プルミエ・ラプソディ」を披露した。
実はこの曲、クラリネットのための曲ながら低音域をあまり使っていないため、ほんの数小節の音をオクターブ上げるだけでほぼそのまま、ソプラノサックスで演奏可能なのである。
とはいえ、低音から高音まで音の太さが変わらないクラリネットという楽器のための曲を、円錐管のサックスで違和感なく演奏するのは、たいへん繊細なコントロールが必要なはずだが、そこはさすが原さん、抜かりはなかった。
「ドリー」も新規アレンジによる4人での演奏だったが、組曲の1曲めと3曲めでは、なんと貝沼さんが楽器を置いて、ピアノのプリモの席に座り、原曲のピアノ連弾版をアレンジ無しでそのまま演奏してしまう(あとの2人は舞台上で何もせず聴いている)、という、たいへん印象的な荒技に出た。
貝沼さんのピアノがこれがまた、なかなか聴かせるのですよ。音も綺麗だし。1ヶ所派手に音を外してたのはご愛敬だったけど(笑)

…というような次第で、たいへん素敵に進行・終演。
本当はもっと小さなサロンのような場所で、親密な空気のなか開催されるような性格の催しなのかもしれないが、この演奏と雰囲気をたくさんのお客さんとで共有できるというのは、なんといっても素晴らしいことだった。

アンコールに、現代フランスの売れっ子作曲家ギョーム・コネソン(1970-)の、「テクノ・パラード」。
カッコ良かった!

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