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2012.10.18

【聴いた】カンブルラン読響、100年前のパリ

YNSO, 20121018読売日本交響楽団 第553回名曲シリーズ(サントリーホール)

ラヴェル/
バレエ音楽「マ・メール・ロワ」(全曲)
バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)*
 *新国立劇場合唱団(合唱指揮:三澤洋史)
 指揮:シルヴァン・カンブルラン
 (コンサートマスター:デヴィッド・ノーラン)

まるで私に「聴け」と命令しているかのような曲目だ(笑)
雨脚が強まるなか、行ってきた。

どちらも初演は1912年、パリ。
ちょうど100年前である。
一世紀前のパリの息吹に直接に触れる、なんという素晴らしいセンスの選曲だろうか。
「アデライード、または花言葉」(「高雅で感傷的なワルツ」のバレエ版)も同じ年だそうだ。
たった1年の間に、これほどの傑作を立て続けに世に出して、それが100年経った今もこんなに広く親しまれているのだから、ラヴェルという人は真に天才だと感嘆する。

カンブルランという人は「知」の指揮者だなあと思う。
細部のこれほどの完全さとバランスを誇る、稀なる演奏なのに、灼けつくような高揚感と美しい達成感を備えたトータルな感銘には至らないところが、勿体ないというか不思議だ。
フランクやドビュッシーではあんなに見事な成果を聴かせてくれるのに。
まあ、でもそれは、贅沢な不満というものでしょう。
それでも最後の「全員の踊り」では、鮮やかな統制と熱狂とが、すばらしいクライマックスを形づくって終わった。
終わりよければすべて良し。
合唱は男女半々の60名ほど。見事な声量とニュアンスの豊かさはさすが。
「無言歌」の長大なフルートソロは倉田さん。
一戸さん(もうひと方の首席フルート)の姿が客席にあった。

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