2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
フォト
無料ブログはココログ

« ガッティのドビュッシー | トップページ | 【告知】なめら~か第12回 »

2012.09.21

【聴いた】インバル都響マーラーツィクルス1、上野

TMSO, 20120920東京都交響楽団 第741回定期演奏会~インバル=都響 新・マーラー・ツィクルス〈1〉(東京文化会館)

20日。
16日にみなとみらいで聴いたのと同じ、インバル=都響のマーラー「巨人」。
同じ演奏者の同じプログラムを違う会場で二度聴く、というのはあまりできない経験だけど、いろいろな意味でたいへん興味深く貴重なものを感じとることができる(インバル師の就任披露の「千人」の時もそうだった。あのときはミューザとサントリー)。

二度めの時は一度めより冷静に聴けるけれど(余分な響きに惑わされずなにもかもが聞こえるこの東京文化という会場なので、なおさら)、演奏という行為の本質である「一回性」というものは二度めのほうでより痛感することになる。
それにしてもよくここまでこの指揮について行くよ、と驚いてしまう。
基本線は結構速いんだけど、直進していた音楽がふと緩んだ部分の明滅する変幻自在さは怖いほどだ。
そして、東京文化会館の広大なアコースティックを揺るがす巨大なダイナミックレインジ。
以前の都響と一番変わったのは、そこだろう。


1994年のインバルの1回めのマーラー・ツィクルスも、やはりここ東京文化会館での「1番」で始まったのを思い出した。
このときの前プロは「10番」のアダージョだった。「さすらう若人の歌」は「4番」の時の前プロで、やはり東京文化だったので、ともども懐かしい。
あまりにもはりつめた、綱渡りのような緊張を、破綻寸前で抑え込んだがゆえの驚異的な印象、というのを覚えている。
今日はそのかわりに、もっとおおらかで深い、しかもなお一層の振れ幅とエネルギーを増した、多層的な音楽を聴きとったように思った。

1994年4月7日、インバル=都響マーラーサイクル、第1回。
TMSO, 19940407

« ガッティのドビュッシー | トップページ | 【告知】なめら~か第12回 »

コンサート(2012年)」カテゴリの記事

都響」カテゴリの記事

コメント

私も2度目を文化会館の定期で聴きましたが感想には賛同いたします。さすがに音が飽和せずによく聞こえるホールです。
2013年の年末の第九はマエストロ・インバルのようです。
昨日、カレンダーに出ていると話題になり、私も確認しました。

文化会館の音響のよさは前プロの歌物でも実感させられました。

満を持しての「第九」ですね。就任前の2007年の第九は熱を出して聴けなかったので、今度こそはしっかり聴きたいです。って1年3カ月も先の話なんですが(笑)
当然ライブ録音するでしょうし、来年年明けの4番も録るでしょうから、残る2番と「田園」で全集完結、をぜひ期待します。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ガッティのドビュッシー | トップページ | 【告知】なめら~か第12回 »