「ドビュッシー、音楽と美術」
今日会社を退けた後は、「ドビュッシー、音楽と美術 印象派と象徴派のあいだで」(ブリヂストン美術館)なる展覧会へ行ってきた。
金曜日は8時まで開いているのだ。(入館は7時半まで)
素晴らしい展覧会だった。
オルセー美術館、オランジュリー美術館との全面的な共催になる、驚異の充実した展示。
いろいろな本やCDのジャケットで見覚えのある絵や資料や関連の品々がこれでもかと並び、十代の頃からドビュッシーのほぼ全部の作品に親しんだ(平島正郎さんのドビュッシー伝は暗誦するまで読み込んだ)ワタシとしてはマニアックな面でも興奮させられたけれど、別にマニア向けにとどまらず、ドビュッシー自身やその時代からの思潮的広がりも捉えた展示の多彩さも見事だ。(「牧神の午後への序曲」にはちょっと笑ったが)
全体が8つのセクションに分かれ、とても1時間やそこらじゃ見尽くせない。
その後に2つの常設展示室が続くんだけど、これもなかなかいいものが揃っているんで、驚き。
是非もう一度、今日みたいな閉館前の駆け込みではなく、1日かけてゆっくり見て歩きたい。
展示品のひとつ、ドビュッシーの交響詩「海」の、初版楽譜の表紙。
元となった、北斎の「神奈川沖浪裏」とセットで展示されていた。
このパクリっぷりを、「どっかのサクソフォーン発表会のチラシみたい」、と言われたのは内緒(笑)
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