熊本旅行記(阿蘇巡り編)
侍従「陛下、あれが阿蘇です」
昭和天皇「あ、そう」
-昭和天皇言行録より(実話)
前日に引き続いて、8月16日のこと。
熊本滞在2日めは、そんなわけで斎藤・志垣両先生の案内で、熊本に来たらとにかくこれでしょう、阿蘇巡りの旅となった。
本日のブログには音楽の話はありません(笑)
朝、車で宿まで迎えにきて下さった。恐縮。
志垣先生の手慣れた運転。後部座席に斎藤先生。
おふたりの「師弟漫才」に助手席で笑わされつつ、ひろびろとした夏の風景の中を走る。
熊本全域に及ぶ志垣先生の生徒さんのネットワークから、刻一刻と最新情報がはいってくる。
もしこれをお読みの方で、16日に志垣先生の問い合わせに応答された方がいらっしゃいましたら、有難うございました(笑)。私からもお礼を申し上げます。
山田牧場(ミルクの里)にて、ソフトクリームやジェラートを食す。
後から地図を見るに、車なしではまず辿り着けないような場所だった。有難い。
俵山トンネルを抜けて一路阿蘇へ。
深い緑と、見わたすかぎりに広がる草原。阿蘇だ!!
4年前に訪れたときは濃霧規制で着けなかった火口。
まさに「地球の裂けめ」だ。
写真だとスケールが全然分かんないな。
などとやっている間に、みるみるうちに真っ黒な雲に包まれたので、面白がってこんなふうに写真など撮っていたら、次の瞬間にはいきなりドカーンとぶちまけるかのような豪雨に見舞われたのだった。
逃げまどう人々。全身ずぶ濡れ。
身体を乾かしつつ山を降りる。
昼ごはんは阿蘇駅の近く、山賊旅路という飯屋で、高菜飯とだご(団子)汁という野趣溢れる郷土料理。
天気も持ち直してきたので、大観峰へと上る。
阿蘇外輪山のてっぺんで、阿蘇全体を見渡せる絶景スポットである。
上の写真3枚は、右から左へのパノラマ。
途方もないスケールだ。
地元人・志垣先生おすすめのスポット、鍋ヶ滝へ。
いつもは滝の水の落ちる裏を歩いて向こう岸に行けるらしいのだが、先程の豪雨で水量が激増していて、渡れなかった。
阿蘇の道路は、7月の豪雨のせいであちこちが崖崩れに遭っており、通れなかったり、片側交互通行になっていたり。
道の端がガードレールごとぐにゃりと崩落している道路を、片側通行で走り抜けたりして、ちょっと怖い。
でも基本的には、目印のほとんどない田舎道である。
ナビの画面を思わず写真に撮ってしまった。
「広域表示」にしても全然変わらなかった(笑)
まる1日阿蘇を回った最後は、空港の近くに戻ってきて、斎藤先生おすすめの益城IC脇「龍の家」にてラーメン終止。
深い山と広い緑の風景と、一人では見つけられない名所と旨い物を満喫した、得難い1日となった。
ありがとうございました。
ここ何年か、夏に山の中へ合宿に行くということがなかったせいか、「山欠乏症」に罹っていたんだなあと思った。
名残惜しくも両先生とお別れして、空港へ。
撮影時刻19時18分でこの明るさなんだから、西国だなあと実感。
羽田行最終便(ANA)にて東京へと戻る。
長い2日間も、終わってしまえばあっという間だった。
« ドビュッシー150歳 | トップページ | 週末いろいろ »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 夏の終り、湖畔にて(2022.09.06)
- 『六郷用水』(2022.04.20)
- 馬込橋(2022.04.19)
- 多摩川へ(上河原堰堤)(2022.04.13)
- 二子玉川を少し歩く(2022.01.11)












コメント