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2012.07.11

【聴いた】完戸吉由希(Sax)

20120710完戸吉由希 サクソフォンリサイタル(古賀政男音楽博物館・けやきホール)

C.ドビュッシー/ラプソディ
C.パスカル/即興曲
P.クレストン/ソナタ
F.ロセ/彷徨い、錯乱のトネリコ
台信遼/ Spinning tail(委嘱作品・初演)
P.ヒンデミット/ヴィオラソナタ Op.11-4
 酒井有彩(Pf)

10日(火)。
昭和音大を経てフランスに学び、昨年帰国した完戸吉由希(ししど・よしゆき)さんという若い奏者のリサイタルを聴いた。

日本での師匠である田中靖人さんの音の艶やかでリリックな豊饒さと、フランス流派の繊細で清廉なスタイルと響きをともども受け継ぐ、たいへん好感の持てる演奏を聴かせていただいた。
事情あってワタシは実は前夜3時間足らずしか眠れてなくて、前半ところどころ記憶が飛んでいるのが残念だったけれど(苦笑)、後半もたいへん興味深かった。
フランソワ・ロセの「ル・フレーネ・エガーレ」は久々に聴いた。サクソフォンのためのアヴァンギャルド作品のさきがけのひとつだと思うけれど、近年あまり演奏されていないはずだ。
ステージ上の互いに離れた5~6箇所に譜面台を立て、曲の部分ごとに移動しながらの演奏(無伴奏曲である)。
作品内部のセクションの区切りを明瞭に見せると同時に、「彷徨」という曲のテーマをもビジュアル化するこのやり方は、作曲者の指示なのか演奏者のアイディアなのかは知らないが秀逸な発想だと思った(1993年に委嘱者のロンデックスが東京でのリサイタルで演奏しているが、そのときは普通に1ヶ所で演奏していた)。
次の台信(だいのぶ)さんというのは1982年生まれ、パリ音楽院出身の若手作曲家。
私たちのイメージする「フランスの音楽」の延長に近い、とても魅力的な響きを操る方だ。
最後のヒンデミットも、他の人の演奏とは明らかに異なる、フランス音楽のような音風景が垣間見えたのが面白かった。
アンコールに、ジェローム・ノレの「ヴァカンス・アン・ブルゴーニュ」、そしてダマーズの「ヴァカンス」。

ステージマナーや、全体的な立ち居振る舞いという点でもなんともいえず「良いキャラ」、を感じさせる方で、老若男女幅広い客層のお客さんで賑わう場内の雰囲気も宜なるかな、という感じ。

ところで、完戸さんは福島の原町市(現・南相馬市)の出身だそうで、ご自身も被災されたとのこと。
ロビーに募金箱を抱えたスタッフの方がいらっしゃったので、久々にお金を入れてきた。
一時期はこういう場所に来る度に募金をしていたものだったけれど、忘れてちゃいけないなあ、と反省。

募金をした人にはフォトカードを1枚プレゼント、とのことで、こんな感じの綺麗なカードが沢山置いてあった。
1枚って言われると迷いますね。
私が貰ったのはこれ。

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