2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
フォト
無料ブログはココログ

« 円筒分水(ちょっと一息) | トップページ | 【聴いた】カチュオール・ダンシュ »

2012.05.17

温故知新…汐澤=東吹の新譜

温故知新

温故知新~汐澤安彦指揮 東京吹奏楽団(Brain Music

今年の2月、SIOフィルハーモニックウィンドオーケストラという、日本吹奏楽界の名匠・汐澤さんと、(氏が長年指導に携わった)東京音大の卒業生・学生によるドリーム・バンドの素晴らしい演奏会を聴いた。
レポート記事はこちらに書いているんだけど、そのとき私は、なぜこういう企画が汐澤さんと縁の深い既存のプロ楽団で実現できなかったのか、それは「プロの敗北」ではないか、ということを書いたのだった。

ところがどうやら、演奏会ではなく録音(CD)では、それはちゃんとこうして実現していたようだ。

曲目詳細や録音セッション時の写真は、東吹サイト内のこちらのページを参照。

まず、ホルストの第1組曲、アルメニアンダンスパート1というマスターピースに、序曲「祝典」、バンドのための民話、ばらの謝肉祭といったあまりにも懐かしい初級向けナンバー、フィリップ・スパークの「陽はまた昇る」に至る日米英の最新作まで、選曲のバランスが素晴らしい。
演奏も、汐澤さんの演奏って以前は細部への目配りが効きすぎて、どこかのパッセージを異様に強調したり、テンポがやたらと速かったり、エキセントリックな部分もあったけれど、ここではそれらは全体の構えの大きさと円熟の中に溶かし込まれて、老舗プロ楽団の落ち着いた響きも相まって、日本のこの類の吹奏楽CDには珍しく、何度でも聴き返したい奥行きのある作りになったと感じる。
勿論、世界一ぶっ速い「アルメニアンダンス」の勢い等は、健在。

40年近い録音歴を持ち、かつては毎年日本に紹介される新刊の吹奏楽作品の初録音をほぼ一手に手がけ、いまでもたくさんのCDが発売されている汐澤さんだけれど、「この1枚」の代表盤というのは意外と無かったような気がする。
このCDは今後、汐澤さんのそういう1枚になるのではないかという予感。

ブックレット巻末に今回の録音のメンバー表が載っている。サックスは全員知ってる人だ(笑)

« 円筒分水(ちょっと一息) | トップページ | 【聴いた】カチュオール・ダンシュ »

新着音盤」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 円筒分水(ちょっと一息) | トップページ | 【聴いた】カチュオール・ダンシュ »