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土曜日(26日)はコンサートを聴いた以外にもいろいろと捜し物があって都内各所を回ったんだけど、ほとんど収穫なし。
ただ、予想も何もしていなかったこのCDを渋谷の某楽器店で偶然見つけ、買うことができた。
深澤智美 Saxophone Recital vol.2(アーティストサロンDolce)
D.ベダール/ファンタジー
徳永洋明/黄昏の森(委嘱作品)
村田昌己/ Concentration(委嘱作品)
P.クレストン/ソナタ
J.マスネ/タイスの瞑想曲
R.シューマン/幻想小曲集
長生淳/パガニーニ・ロスト(ゲスト:蓼沼雅紀Sax)
成田良子(Pf)
土曜日(26日)は、溜まっていた捜し物、調べ物を片づけに終日外出。
合間に、ドルチェ楽器にて深澤さんという東京音大出身の若い女性サクソフォン奏者のコンサートを聴く。
新日本フィルハーモニー交響楽団 第495回定期演奏会(サントリーホール)
2階Cブロックの右(上手側)端のほうで演奏中ずーーっと携帯をいじくってた頭のてっぺんの禿げたおやぢ。出て行きなさい。非常識だぞ。
周りに誰もいないつもりかもしれないけど、こちら(後ろ)からは画面が光ってるのが丸見えで、いつ鳴り出しやしないかとヒヤヒヤして音楽どころじゃなかった。
もし通路を挟んでなかったら、実力行使に及んだところだったが。
実際ブラームスの3楽章と4楽章の間で盛大にアラームを鳴らした馬鹿もいたし(コイツではなかったような感じだったが)、新日フィルの客はこの手の類とは無縁だと思っていたんだけど、残念である。
というわけで今日は書く気がしないので以上。
日本フォーレ協会第24回演奏会/フォーレとドビュッシー~ドビュッシー生誕150年記念(東京文化会館・小ホール)
G.フォーレ/
あけぼのOp.39-1
憂鬱Op.51-3
薔薇Op.51-4
栗林朋子(Ms)、小坂圭太(Pf)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番Op.13
ジェラール・プーレ(Vn)、東誠三(Pf)
C.ドビュッシー/
クラリネットとピアノのための第1ラプソディ
古澤裕治(Cl)、木村かをり(Pf)
12のエチュードより 組み合わされたアルペッジョのために、半音階のために、装飾音のために
木村かをり(Pf)
ビリティスの歌
栗林朋子(Ms)、小坂圭太(Pf)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ジェラール・プーレ(Vn)、東誠三(Pf)
22日。
ほぼ毎年聴きに行っている、日本フォーレ協会の例会。
今回は、巨匠、ジェラール・プーレ(1938-)のヴァイオリンに尽きた。
金環日食は出勤前になんとか見ることができた。
住んでいるマンションの屋上が開放されたので、たくさんの住民が屋上に集まった。
曇っていたけれど、雲の薄い部分を通して、肉眼でリング状の太陽がはっきり見えた。
こんなにたくさんの人が、太陽を見上げ、太陽に想いを馳せた日というのは、近年なかっただろう。
それにしても、何十年も前から予告されていたことが、こうして数秒違わず現実に起こる、なんという不思議さ。
東京都交響楽団 第735回定期演奏会(東京文化会館)
ワーグナー/歌劇「リエンツィ」序曲
シューマン/チェロ協奏曲
Vc:アントニオ・メネセス
フランク/交響曲
指揮:イオン・マリン
(コンサートマスター:四方恭子)
日本フィルハーモニー交響楽団 第640回定期演奏会(サントリーホール)
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番(Pf:上原彩子)
チャイコフスキー/交響曲第3番「ポーランド」
指揮:アレクサンドル・ラザレフ
(コンサートマスター:木野雅之)
18日。
先月(4月)は聴けず、3月は横浜に振り替えたため、久しぶりにサントリーの自分の席で聴く日フィル。
Quatuor MusiCadeau-4つのリード楽器によるアンサンブル-(横浜市鶴見区民文化センター サルビアホール・音楽ホール)
プーランク/村人たち(Ob・Cl・Sax・Bn)
同 /三重奏曲(Pf・Ob・Bn)
イベール(J.P.バロン編)/「物語」より ガラスの籠、金の亀を使う女、水売り女(Ob・Cl・Sax・Bn)
P.M.デュボワ/三銃士(Ob・Cl・Sax・Bn)
メンデルスゾーン/2本のクラリネットとピアノのためのコンツェルトシュトゥック第1番(Pf・Cl・Sax)
I.マルコヴィッチ/ Aulodiastron(Ob・Cl・Sax・Bn)
R.カルメル/3つのチベットの呪文(Ob・Cl・Sax・Bn)
Ob:岡部まり子
Cl:小田祐子
Sax:須々木由子
Bn:羽山泰喜
Pf:小坂友紀子
17日。
カチュオール・ダンシュ(Quatuor d'anches)という、極めて珍しい編成の室内楽の演奏会を聴いた。
anchesとは木管楽器の「リード」のことで、4種類のリード楽器による四重奏ということ。
洗足学園音大の大学院の同期という、若い4人の奏者+ピアノ。
温故知新~汐澤安彦指揮 東京吹奏楽団(Brain Music)
今年の2月、SIOフィルハーモニックウィンドオーケストラという、日本吹奏楽界の名匠・汐澤さんと、(氏が長年指導に携わった)東京音大の卒業生・学生によるドリーム・バンドの素晴らしい演奏会を聴いた。
レポート記事はこちらに書いているんだけど、そのとき私は、なぜこういう企画が汐澤さんと縁の深い既存のプロ楽団で実現できなかったのか、それは「プロの敗北」ではないか、ということを書いたのだった。
ところがどうやら、演奏会ではなく録音(CD)では、それはちゃんとこうして実現していたようだ。
今日は軽い地域ネタをば。
サックス関係の友人のブログで、円筒分水という言葉をみつけて妙に感動してしまった。
思いもかけず出てきた単語だったので。
東京の城南地区育ちで、子供の頃からずっと多摩川流域文化圏の中で暮らしてきたからか(通った高校も大学も、多摩川の流れを見下ろす高台の上だった。方向は反対だったけど。)、多摩川沿いにある各種自然遺産・社会遺産や地形・遺構の名前には、不思議と惹かれるのですよ。
この久地円筒分水もそうだし、「まいまいず井戸」とか、「国分寺崖線」とか、「上河原堰堤」とか、「多摩川台古墳群」とか。
日曜日は結局、朝9時から夜9時半まで2団体メドレーで楽器を吹いたり触ったりしていた。何やってんだか。
疲れがとれぬまま新しい週が明ける。
東京都交響楽団 第734回定期演奏会(サントリーホール)
ブラームス/ピアノ協奏曲第1番
Pf:アンドレア・ルケシーニ
ラヴェル/「ダフニスとクロエ」第1組曲・第2組曲
指揮:小泉和裕
(コンサートマスター:四方恭子)
土曜日(12日)はアンサンブル練習日。
しかし、残念ながら欠席者(ドタキャン含)多く、まったりと進行。
夕方はN響定期を聴きに渋谷へ。
開演前にタワーに寄ったら、偶然、九州は大牟田在住の知人の息子さん(高3、音大受験生・サクソフォン)に遭遇。
何年ぶりかで会ったので、見上げんばかりに大きく成長していたことに驚いた。
レッスンのための上京で、終わってこれから飛行機で帰るんだそうだ。
…みんなすごいなあ。頑張ってくれたまへよ。
ということで、改めてNHKホールへ。
NHK交響楽団 第1727回定期演奏会[Aプログラム]
オネゲル/夏の牧歌
ショパン/ピアノ協奏曲第2番
Pf:ギャリック・オールソン
デュリュフレ/レクイエム
MS:加納悦子、Bar:三原剛
新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)
指揮:尾高忠明
(コンサートマスター:篠崎史紀)
第9回 サクソフォーン新人演奏会(日本サクソフォーン協会主催)第2夜(川崎市高津市民館Noctyホール)
ほぼ定刻退社できたので行ってきた。
午後6時開演なので、それでもさすがに全部は聴けないけれど、せっかくの入場無料だし、それでも11人中8人も聴けたのだから御の字だ。
プログラムは右のチラシ(クリック拡大)参照。
字が読めるよう、いつもよりもでかいです。
連休が終わって身体が重い。
GW最終日の6日は静岡へ。
シンフォニエッタ静岡の定期を聴いたあと、帰省ラッシュの新幹線ひかりに飛び乗って、通路で押し潰されそうになりつつトンボ返り。
夜は7月の吹奏楽本番の初回練習。
楽しさの予感と、今後への課題をともども感じつつスタートした。
しかし「鳳凰が舞う」(真島俊夫)を初見で吹くのはさすがにキツかった。
詳しい話は後日。
それだけでは何なので、今日は連休前に買った栃尾さんの新しいCD「エヴォカシオン」のことなど。
栃尾克樹(B.Sax)/エヴォカシオン(マイスターミュージック)
GW後半は一転して豪雨のなか始まりそうだ。
明日から某合奏団の合宿で西湖なのだが、果たして無事行けるんだろーか。
という訳で、今日は小ネタ。
ウェブ上で探し事をしていて、偶然こんなページを見つけてしまった。
…サクソフォンばかりでなく、ありとあらゆる奇天烈木管楽器の画像の集大成。
1コ1コの写真はどこかで見たようなものも多いんだけれど、よくこれだけひとっ所に集めたよ。
本業は大学の先生?らしいのだが、ちょっと感動…
5月になった。
季節をある月の「1日」で表そうと思ったら、春は肌寒く苦しげな「3月1日」と、新緑鮮やかな「5月1日」と、2つの側面があって、どちらにも集約できないような気がする(「4月1日」というのはある意味とても典型的だが、それゆえにどこかつまらない)。
古来「春」を描いた芸術作品も、この2つの要素のどちらか、或いは両方を備えているように思う。
ドビュッシーの交響組曲「春」の2つの楽章なんかまさにそう。
シューマンの交響曲第1番「春」で言えば、今日5月1日は、「春たけなわ」というサブタイトルが作曲当初付いていたという第4楽章か。
先日、都響の演奏会場で買ったこんなCDを聴いたら、そんなことを書きたくなった。
シューマン/交響曲第1番「春」、第2番
ペーター・マーク指揮 東京都交響楽団(東武レコーディングズ)
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