「悲愴」で疲労
土曜日(17日)は夕方、もうひとつ別の演奏会に行く予定だったが、諸事情あって諦め。残念!
明けて日曜は、某吹奏楽団の練習に本年初参加。
団員の方たちと「あけましておめでとうございます」、などと言い合う(笑)
本番は6月30日なので、まだまだ仕込み段階だが、今回は練習にあまり出席出来なさそうな予感もするので、行けるときには行っておこうと思った。
今年の演奏会の曲目は、相変わらずここの団体らしく挑戦的で、なおかつ短い。(演奏時間ではなく、表記の文字数が)
V.ジャンニーニ/交響曲第3番
チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」
以上。
ジャンニーニ(1903-1966。アルフレッド・リードの師でもあるイタリア系アメリカの作曲家)の「交響曲第3番」は、パーシケッティの6番、ミヤスコフスキーの19番などと共に、主にオーケストラのための作品を書く(吹奏楽畑でない)作曲家が吹奏楽のために書いた本格的な交響曲のひとつとして昔から有名で、演奏できるのはとても楽しみだが、なんといっても今回タイヘンなのは「悲愴」でしょう。
パート譜は28ページ(!)。
今日は分奏で、木管トレーナーの守屋先生の指揮で2~4楽章をまる1日かけてじっくりと合わせる。
疲労困憊。
とんでもない分量の音符と、チャイコフスキー先生の情念が楽譜の上から襲いかかってくる。
たしかに「名曲」の名曲たる所以で、吹いていての充実感は半端でないものがあるけれど、なにしろこれだけの音符を休みなしに吹きながら、精神的な緊張を高いレベルにキープし続けなきゃいけないんだから、本当にキツイ。
こんな曲を、1日かそこらのリハーサルで平然と素晴らしい演奏をしてのけるプロのオケマンの方々を、改めて尊敬する。
(そういえば飯守泰次郎師は、4時間のワーグナーのオペラを振るよりチャイコフスキーのシンフォニーを1曲振るほうが疲れる、と仰っていたっけ)
まあ、でも、こういうものを演奏するというのは、一介のサックス吹きとしては望んでもなかなか叶えられない、貴重な機会ではある。
楽しみましょう。
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