エスポワール
エスポワール・サクソフォン・オーケストラ 第10回定期演奏会(川口リリア・音楽ホール)
ヴィヴァルディ(高野猶幸編)/「四季」より「春」第1楽章
J.S.バッハ(高野猶幸編)/トッカータとフーガ ニ短調BWV565
アンサンブル・ステージ
平野義久/ uta~mai~yume アルトサクソフォン独奏と2群のサクソフォンオーケストラのための(委嘱作品・初演)*
チャイコフスキー/「眠れる森の美女」より 序奏とリラの精、パノラマ、ワルツ
指揮/サクソフォン独奏* 福井健太
1週間前に行ったコンサート。
サクソフォンのみ二十数人による大編成のアンサンブル。
何人かの友人知人たちも乗っていた。
ちょうど別宮先生が亡くなられたせいで書くタイミングを逸していたけれど、覚書として残しておきます。
この15年ほど、ほぼ毎年一回、自分で乗っているリリア音楽ホールだけれど、聴きにだけ行くのは意外と珍しい。
開演のチャイムががらんがらんと鳴ると、それだけでなんだかちょっと緊張してくる。
やっぱり、「トッカータとフーガ」でしょう。
いっしょうけんめいちゃんとやりましたというレベルを超えたグルーヴ感と疾走感ある演奏に、そしてなにより音楽そのものに、感銘。
ホールの中に巨大なパイプオルガンが出現したかのようだった。
って、このホール、最初っからオルガン付いてるんですけど(笑。勿論演奏にはオルガン使ってません)。
真ん中の小アンサンブルステージ。
聴き応えある演奏が続いたが(殊にドビュッシーの弦楽四重奏曲には驚嘆)、チームによって、技量やセンスの差ではなく大きな差がついてしまったように感じたのは残念だった。
アンケートには手厳しいことを書いてしまった。
アマチュアの方々が、忙しい日常の合間に自分たちの楽しみのためにやっていることに対して、同じアマチュアである立場でああだこうだ言うような野暮な真似はするもんじゃなかったかと後悔もしたけれど、書かなかったら書かなかったでやっぱり後悔したと思うので、これでよかったと思いたい。
ただの無責任な放言ではなく、ともに音楽の探求を志す者としての真意が伝わりますように。
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