2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
フォト
無料ブログはココログ

« サクソフォーン・フェスティバル2011、2日め覚書 | トップページ | 内幸町から »

2011.12.21

ショスタコ祭りその2…インバル都響B定期

TMSO, 20111220東京都交響楽団 第727回定期演奏会(サントリーホール)

ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第1番(Vn:ジュリアン・ラクリン)
同 /交響曲第12番「1917年」
 指揮:エリアフ・インバル
 (コンサートマスター:四方恭子)

いやはや、おそれいりました。
「5番」以上にインバル向きの曲かもと思っていたけれど、ここまでやってくれるとは。

屹立する鋼鉄の壁のような、強大でソリッドなサウンド。
都響はそもそもそんなに大きな音のオーケストラではないはずだけれど、今日の鳴りっぷりは長いこと都響を聴いてきた中でもほとんど「異常」なレベルだと言ってよかった。
それでいて揃うところは一糸乱れず揃って、濁りもしないんだから、正直言って怖いほどだ。
そんな壮絶なテュッティを通りすぎて、ふっと現れる弦楽セクションだけの響きの、フォーカスと方向性の豊かなありようがまたなんとも見事。
今日の首席奏者陣は、オーボエ本間さんとか、ファゴット堂阪さん、ホルン有馬さんとか、比較的「年長組」だったけれど、どこも実にセクションとして良い仕事だったと思った。
終演後のインバルさんも、「やったぜ!」という感じの会心の表情で、大喝采の中、極めて機嫌よく何度も舞台を出入りする。

前半のソリストは名手ジュリアン・ラクリン。素晴らしい。
旗1本倒さず豪快にゴールを決める大回転競技の名選手のような鮮やかさと緻密な「歌」に、拍手。

« サクソフォーン・フェスティバル2011、2日め覚書 | トップページ | 内幸町から »

都響」カテゴリの記事

コンサート(2011年)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« サクソフォーン・フェスティバル2011、2日め覚書 | トップページ | 内幸町から »