アシュケナージ&シドニー響
都民劇場音楽サークル第593回定期公演~シドニー交響楽団(東京文化会館)
ベートーヴェン/「プロメテウスの創造物」序曲
同 /ヴァイオリン協奏曲(Vn:庄司紗矢香)
ブラームス/交響曲第1番
指揮:ウラディミール・アシュケナージ
土日もまあ、いろいろなことがあったんだけど、今日のこれを先に書きます。
外来オケというと最近はサントリーかオペラシティばっかりで、たまには東京文化会館で聴きたいな、と思っていたところへ、比較的安い上階の席が悪魔の囁きのごとく出ていたので(東京文化は上で聴くに限ります)、ほとんど衝動買いのように買ったチケット。
ほぼ満席。
シドニー響はヨーロッパやアメリカのメジャーオーケストラみたいな「ブランド力」はないけれど、力強い音のするいいオーケストラだと思う。
アシュケナージとの相性もいい。少なくとも、相性が良いんだか悪いんだかさっぱり判らない日本の某響よりは余程(「良いんだか悪いんだか判らない」場合というのは大体において良くないもんです。苦笑)。
Extonから出ているプロコフィエフのCDなんか素晴らしいですよ。
それにしてもアシュケ氏の天衣無縫の指揮っぷりは楽しかった。
どこが1拍だ2拍だ、棒がどう打点がどうなんて、どうでもいいんだろうな。ただもう、音楽をやっていることが楽しくて楽しくて仕方がない、みたいな。
これに比べたら、日本の某響ではまだしもかしこまって真面目にやってるんだな、ということが判った(笑)
という訳で、スマートに流れる、という具合には全然いかないけれど(細部はむしろドタドタしてるけれど)、なぜか快活で楽しい、という独特の雰囲気を楽しんだ。
久々に聴く紗矢香ちゃんのソロも、そういう雰囲気を一緒になって楽しんでいるようにも聞こえた。
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