Himie Voxman dead at 99
大阪行ってきました。
楽しかった!
その話は後日ゆっくり書くとして、今日は予定を変更してとりいそぎ。
クラリネット奏者にしてアメリカの管楽器教育界の巨人であり、ユージン・ルソー氏の師としても知られる、アイオワ大学名誉教授Dr.Himie Voxmanが22日、99歳で亡くなったとのこと。
Voxman教授といえば、アイオワ大学オンラインで読める以下の一節が、まさにその人そのものを表していると思う。
Almost anyone who has taken up a wind instrument will recognize the name of Himie Voxman. His pedagogical method books have been the mainstay of instruction around the world for more than half a century.
日本でも、少なくともある世代以上の吹奏楽人だったら、知らず知らずにこの人の編纂した楽譜やメソードにお世話になった人はとても多いはずだ。
例えば私だったら。
Selected Duets。
Easy-MediumとAdvancedの二巻本。
デュオ曲集、ことにサクソフォンのそれは近年たくさん出版されるようになったけれど、私はやっぱり昔からあるこれが一番好きだ。
自分が高校生だった時に、よく後輩と一緒に吹きましたよ。
James Hook(1746-1827)のトリオOp.83(H.Voxman編)。
同種楽器3本のための易しいトリオ集としては、これ以上よくできた楽譜は稀だと思う。
こういう地道な、しかし深い知識と教養に裏付けられた的確な仕事をした人のことは忘れてはいけないと常々思っている。
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