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2011.10.12

NHK音楽祭の季節…ヤノフスキ、ベルリン放送響

image - NHK Music Festival 2011NHK音楽祭2011-ベルリン放送交響楽団演奏会(NHKホール)

ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(Pf:河村尚子)
同 /交響曲第3番「英雄」
 指揮:マレク・ヤノフスキ

今年もNHK音楽祭が始まっている。
海外のオーケストラを格安に聴けるNHKの大盤振舞のこの催し、今年無事開催されたのは何はともあれ喜ばしい。

いやあ、「ドイツの」オーケストラだなあ。
音量はそれほどあるオーケストラではないけれど(なにしろNHKホールだし)、弦の響きの厚み、というよりは「奥行き」には目が覚める思いがする。
渋いんだけど、クッキリした音。
木管もホルンも、ひとりひとりはそんなに器用そうにも見えないのに、束になってかかってきてドーンと音を立ち上げたときの迷いの無さは、純粋に快感だ。「英雄」の3楽章のホルントリオなんか凄い音してたし。
こんな本格的ドイツオケが、たったの4000円(3階の最前列)で聴けるなんて。

指揮はマレク・ヤノフスキ(1939年生まれ)。
フランス国立放送フィルとの来日やたくさんのCD、N響への客演でなにげに昔からなじみ深い方だ。
いまやすっかりドイツ圏のベテランの貫祿だが、あの急き立てるかのようなテンポの速さとエネルギッシュさは健在。
しかし基本的にはとても誠実で真っ直ぐな音楽を持った人である。だからこそドイツでもフランスでも成功してきたんだろうけれど。

今年のNHK音楽祭はピアニストの特集ということらしくて、今日のソリストは河村尚子さん。
こういう大きな会場で聴くと、音の「通り」が抜群に良いのでびっくりする。
ベートーヴェンの音楽の真芯を鮮やかに捉え、クリアで分解能の良い音で隙無く再現する。指揮者の音楽性ともぴったり。
最初のうち、何かに対抗しているかのようなきつい顔だったけれど、曲が進むにつれてだんだんリラックスしてきたような気がした。勿論音楽は緩まない。
今までいろいろな人で「皇帝」を聴いてきたけれど、今日は特別に感心した演奏となった。

アンコールが2曲。
ベートーヴェンの「8番」の2楽章と、シューベルトの「ロザムンデ」間奏曲。
終演・解散がジャスト9時30分でした。さすがNHKの公開収録(笑)、そういうところをピタッと決めるところが放送交響楽団のアイデンティティか(笑)

NHK音楽祭2011、あとは11月のパリ管のチケットを確保済^^
やはり3階席の最前列で、6000円でした。
これも無事開催されますように。

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コンサート(2011年)」カテゴリの記事

コメント

大昔、リングの全曲録音をしたときには散々言われてたんですけど、すっかり巨匠になってますね。
ある意味、中庸で長生きというのも巨匠の条件かもしれません。

コメント有難うございます。
リングの録音は私は残念ながら聴いたことがないんですが、この人の録音は何を聴いても素っ気なくすっ飛ばすところがあるので、まあ、ワーグナーでそれをやられたら怒る人はいるでしょうね(笑)

それでも、自分のスタイルを変えないまま、「巨匠」と呼ばれる日まで活動を続けるというのは、なんだかんだ言っても偉いと思います。

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