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2011.10.14

キツネのCD、新着CD

SAXOFOX

という訳でこのCDを発売日を待ち構えて買ったりしていたので、最近買った他のCDも併せて覚書など。

2年ぶりの2ndアルバム。
2ndアルバムが出るということは、一作めがそれだけ売れたということで、喜ばしい限り。

25年も前からサクソフォンカルテットをやっていた人間としては、こういうお手軽でポピュラーな、しかし質の高い編曲と演奏の楽譜とCDがどんどん出てくるという現在の状況は、まさに隔世の感があるというものだ。
あの頃にサクソフォンカルテットでちっちゃなお座敷本番とかをやろうとしたら、選曲と楽譜の調達がホントに大変だったもの。
当時からこの手のレパートリーが(比較的)充実していた弦楽四重奏の楽譜を探して、必死に書き換えたり、どこかの誰かが何かの機会に書いたとおぼしき手書きのペラ楽譜をツテを頼って借りまくったり。
そういった楽譜は大抵、コピーにコピーを重ねて見た目がすっかり粗くなっていて、とても読み辛かった。
勿論、こんな手頃な参考CDなんか無かったし。(そもそも「CD」というものがこの世に登場してからまだ30年経っていない)
当時のクラシックのサクソフォン奏者は、こんなふうに器用にJazzやポピュラーの語法を使い分けていろいろなジャンルの曲を吹き分けるようなことはしなかった。
出来なかった、訳ではなく、ある種の自制が働いて「しなかった」、というのが実情だっただろうとは思うが。
クラシックの奏者が、こういうことを臆面もなくするようになったのは、たぶん須川さん以降の世代の人たちからだ。

このCDのそのような存在価値とか、演奏の見事さや編曲の上質さは百も承知の上で少々文句を言うけれど、特に前半の「普通の」曲はもうちょっと「普通に」吹いてほしかったなあ。
繰り返し聴くとこの流儀はちょっと鼻についてくるし、また、こういう吹き方を素人が下手糞に真似をした演奏がこれから世の中に溢れ返るであろうことを想像すると…(苦笑)
また、CDのサウンドがなんだか妙に電気っぽい平べったい音で、私としては一作めのほうが良かったな。
エンジニアも同じだし、何が違うんだろう。

American Classics - Gershwin

EMIのアメリカン・クラシックスというシリーズ(HMVのサイトはこちら)の1枚で、ガーシュウィンのミュージカル序曲集&ソング集。
先日自分でも演奏したばかりの「オー・ケイ」序曲が入っていたので、買ってみた。

で、早速聴いてみたら…あれ、演奏したのと全然違う!
始まり方も、曲中で出てくるソングナンバーの順番もオーケストレーションも、終わり方も、何もかも違う。
そもそも、「Do,Do,Do」のサクソフォン四重奏の部分がない!(>_<)
ミュージカルの序曲なんて、上演に際して手が加わったり多少書き換えられたり、ということはザラにあるんだろうけれど、それにしてもここまで違うものを同じ曲名で出してくるというのは、どうなのか。

キリ・テ・カナワの歌うソング集はとても素敵だし、ジョン・マッグリン指揮のオーケストラもシアターぽくてゴージャスでなかなかイイんだけどなあ…ちょっとショック。

Stravinsky conducts Stravinsky

ストラヴィンスキーの自作自演集(Sony)。
ストラヴィンスキーが米CBSに遺した、自作を指揮した大量の録音の中から、バレエ音楽だけを7枚組の廉価ボックスに収めたもの。
アマゾンやHMVで、実売3000円程度。

これは心ある人には是非聴いてほしいと願うものである。
このような大作曲家の、有名な作品の殆どの自作自演が鮮明なステレオ録音で残されているというのは、個々の演奏の出来を超えた価値があると思う。
「火の鳥」「ペトルーシュカ」「プルチネルラ」は、原典版と組曲版・改訂版の両方所収。

かの名教師ナディア・ブーランジェも、こう言っている。
「もしあなたがストラヴィンスキー本来のリズムがどんなものであるかを知りたいのであれば、実際に彼が指揮したものを聴くべきです。…紙の上で弾くべき音を示し、レコードによって指示を与え、作品の流れを示しているのです。」(『ナディア・ブーランジェとの対話』、音楽之友社)

右のブクログにアマゾンへのリンクを張ってみた。

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コメント

キツネCDの録音の件、全く同意見です。同じ考えの方がいて安心しました(笑)。繰り返し聴いていると耳が疲れてきてしまって…。

キツネCD、昨夜Amazonで注文しました。おっと、ストラビンスキーも頼んじゃおっ。(^.^)

先程久しぶりに第一作のCDを聴き返してみたんですが、こちらは別に苦になりませんね。というか、普通に鑑賞用として聴いて全然OKでした。

まあ、「売れる」、「売れることが分っている」というのも、善し悪しなのですが。

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