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2011.09.05

日曜日の練習…オーケストラ、サクソフォン四重奏

4日(日曜日)。
午前、水星響のリハーサルで武蔵小金井の駅前の会場へ。
駅前広場の真向かいにある真新しいホールだった。

20110904

前回のリハーサルの日記に書いたとおり、出番は冒頭の1曲だけなので、11時前にはすべて終わって解放される。
これであとはもう本番、というのはなんだかあっけないけれど、バリトンサックスでオーケストラと共にトリフォニーホールのステージに乗るという稀少な機会を、楽しみにすることにしよう。

Tirasi110919
*INFORMATION*
水星交響楽団 第45回定期演奏会

2011.9.19(月祝) 13:30開演(13:00開場)
すみだトリフォニーホール大ホール
入場料:1500円(全席自由)
曲目:
ガーシュウィン/「オー・ケイ」序曲
J.ウィリアムズ/「ハリー・ポッターと賢者の石」組曲
ホルスト/大管弦楽のための組曲「惑星」Op.32
指揮:齊藤栄一

皆様もよろしかったら是非お越しください。


さて今回、何が珍しいって、考えてみたらサクソフォン四重奏の響きをシンフォニー・オーケストラの中で鳴らす機会というのが、普通に考えたらまず無いことなのだ。
そもそもオーケストラで使われるサクソフォンはソロに近いものがほとんどだし、4本まとめて使うことがほぼない。
R.シュトラウスの「家庭交響曲」はS・A・B・Bsの変則四重奏だけれど、実際の使われ方の上では「四重奏」という概念は皆無。
その他、4本以上のサクソフォンを使うオーケストラ曲というのは無くはないが、通常耳にすることのできる作品としてはほとんど無い、と言っていいだろう。
想像するに、サクソフォンという楽器はオーケストラの世界では調達が難しい楽器なので、4本揃わないとまともに聞かせられないような使い方は、作曲家としては避けてしまうんじゃないかな。
(5本のサクソフォンを使う「饗宴」を作曲した黛敏郎氏が、この曲のアメリカ初演のさいに現地の関係者に「サックスを5本も使うなんて、お前は馬鹿か」と言われた、というご本人の述懐を聞いたことがある。)
三重奏だったら、ガーシュウィンの「パリのアメリカ人」(中間部の有名なブルース調のトランペット・ソロのバックは、3本のサクソフォンによる和音である)をはじめ、オネゲルの「火刑台上のジャンヌ・ダルク」(アルト3本の絡みが全曲にわたって聞ける)、ヴォーン=ウィリアムズの交響曲第9番等、いくつかのよく知られた実例があるが。

今現在、普通にCD等で聴くことのできるオーケストラ+4Saxの際立って興味深い使い方は、私見ではヴァンサン・ダンディ Vincent d'Indy(1851-1931)の「海辺の詩」Poeme des rivages Op.77だと思う。
ダンディという名前は聞いたことのある人は多いだろう。サクソフォンのための「コラール・ヴァリエ」という曲を書いた、ドビュッシーの一世代上のフランスの作曲家。
もう5年も前だけど、クリヴィヌ指揮のCDが発売されたときにこんな記事を書いたことがあるので、お暇でしたらどーぞ。

d_Indy_Sample

例えばこんな使い方をしている(第1楽章。A・T2・Bの変則四重奏。上から2~4段め)。
たゆとう波と、朝の太陽にきらきら輝く海面の光景を、印象主義の技法でみごとに描き出した部分。

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