今年もオーケストラ
ここ何年か続けてエキストラに呼んでいただいている、水星交響楽団の秋の演奏会にまた乗せていただけることになって、雨の中、リハーサル会場の一橋大学まで行ってきた。
(写真は正門)
今年の曲目は、ガーシュウィンのミュージカル「オー・ケイ」序曲。
こんな曲があったとは、私ですら知らなかったぞ。
本来は5月のミューザ川崎での演奏会で予定されていた曲目だったのだが、ご存じの事情で演奏会が中止になってしまったので、企画がそのまま次の演奏会(9月19日、すみだトリフォニーホール)に持ち越しになったのだ。
(5月だったら私は「音の輪コンサート」の本番のため出られないところだった)
今回サックスはA(S持替)、A、T、Bの4人。私はバリトン。
勝手知ったメンバーでもあり、ひとりで乗り込んでいった去年のプロコフィエフに比べたらずいぶん気が楽だ。
もはやお馴染みとなった、サークル棟4階の音楽室。
この曲のリハーサルは40分ほど。
ちょっと怪しいところもあったが、とりあえず無難に切り抜ける。
なかなかいい曲だな。元々このミュージカルの挿入曲として作られたガーシュウィン・ナンバーの傑作"Someone To Watch Over Me"(誰かが私を見つめてる)が、後半に大々的に出てくる。
もうひとつのナンバー、"Do, Do, Do"が、最初のほうでサクソフォン4本のアンサンブルで鳴らされるのも、吹いていてたいへん気持ちがいい。
ちなみに、ウディ・アレンの映画「マンハッタン」(1979)のサウンドトラック(演奏はズービン・メータ指揮のニューヨーク・フィル)で、このナンバーがサクソフォンの美しいソロで演奏されるのがとても印象的なのだが、「マンハッタン」の音楽担当者(編曲者)は、絶対この「オー・ケイ」序曲を知っていたに違いない。
という訳で、出番は10分弱の曲1曲だけど、あと1回のリハーサルと本番を楽しんできます。
でもって、他の曲目は、ジョン・ウィリアムズの「ハリー・ポッターと賢者の石」組曲にホルストの「惑星」全曲だってんだから、毎度ながらとんでもないアマオケではある。
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