サロンコンサート
一昨年の発表会でイベールのピアノパートを弾いていただいた花房伸江先生の、生徒さん達の発表会が職場の近くであったので、行ってきた(日比谷・スタインウェイサロン松尾ホール)。
花房先生は勿論ピアニストなのでピアノの生徒はいるけれど、今日の出演者は他にも、ヴァイオリン、クラリネット、サクソフォン、歌と多士済々。
先生の、単なるピアノ弾きにとどまらない根源的な音楽性の現れだと思う。
実は先日11日の発表会に一緒に出場した仲間がここにも出演していたので、応援がてらというところもあった。
開演は6時だったのだが、着いたのは7時ちょっと過ぎで、ちょうど後半の面白いプログラムを聴けた。
それぞれの演奏には色々なことを感じさせられたし考えさせられたけれど、ここに書くのは野暮というものでしょう。
プログラムには無かったが、最後に花房先生のソロを1曲聴くことができて嬉しかった。
ブラームスのOp.118より間奏曲。渋い。
花房先生にご無沙汰の挨拶。
なにしろ件の一昨年の発表会が終わって以来、初の顔見せだったりする。
でも先生、「あら~Thunderさん、聴きにきてくれてありがとうね~」と満面の笑み。
ちょっとホッとする。
なにしろイベールを弾いていただいていた時は、先生との合わせの1回1回がとてつもなく厳しい(ある意味、サックスの先生よりも余程厳しい)レッスンだったから。
2年前の私がどうにかこうにかイベールを仕上げられたのは、花房先生のダメ出しがあったからこそなんだけど。
でも、私もこれまでに何人かの先生に習ってきて、また最近では自分でも先生の真似事をするようになってはっきり分かるのだが、「先生が怖い」ということはほぼ100%、原因は生徒のほうですよ。
私が27年前、最初にサクソフォンの奏法の基本を教わったロンデックス門下のO先生のことを、私は何度もブログに「怖い先生だった」、と書いてきたけれど、それって結局、当時の自分がいかにダメダメだったかという、単純にそれだけの事実に過ぎない訳で。
それを棚に上げて「怖い先生」、と言うのは間違いだし失礼だと、最近はつくづく思う。
身に覚えのある人は結構いそうな気はするが。
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