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2011.07.05

「愛の喜び」

家でバッハの楽譜を眺めていて、ふと、例えばデファイエだったらこういうバロック音楽のトリルや装飾音をどう入れるだろうか、と思って、久しぶりにダニエル・デファイエのCD「愛の喜び」(King Record)を取り出してみた。
私が持っているのは、1992年にCD発売されたKICC64という番号のもの。
今は違う番号で再発売されている。

CD, Les classiques du saxophone

…いやはや、なんとも「きびしい」音楽ですね。
サクソフォンという楽器ならではの「甘さ」というのが、まるでない。
「何か『参考』になれば…」なんていうイージーな聴き方をしようとする人間を無言で張り倒すような、威厳と高潔さに、改めて打たれたのだった。
デファイエという人は、もしかして自分が吹いているサクソフォンという楽器が嫌いだったんじゃないか、とも思ってしまった。
結局、無心に1枚(50分弱)を聴き通すことになる。

LPレコードで発売された30数年前には、覚えちゃうくらい何度も聴いたものだったが、最近はご無沙汰だった。
2005年からこのブログをやっているけれど、このCDについて書いたことはなかったと思う。
しかし、やはりこれは間違いなく後世に残すに値するものだと実感した。
ここ最近制作されたCDで、このように30年40年経っても変わらずあり続け、同時にそのときどきの聴き手に常に新しい啓示と価値をもたらすようなものなんて、果たしてどれだけあるかしらん。

幸い、今でもアマゾンで手に入るので、早速CD棚に登録。
最近私は、このCDと似たコンセプトで作られたファブリス・モレッティのCDを聴くことが多かったのだが、モレッティのCDは残念ながらアマゾンの取り扱いがないようで登録できないのだ。

(追記)
件のファブリス・モレッティのCD、「L'Amour du saxophone」(モモンガレコードMRCP1008)を、改めて聴き返してみた。
私が今まさに手がけている、ミュール編曲のバッハ6e SONATEの鮮やかな演奏が入っている。
…モレッティさんはきっと、サックスという楽器が好きでたまらないんだろうなあ、と、こちらはそういうふうに感じさせる演奏。
しかしこのCD、最近世の中から忘れられてませんか。
発売元でももう絶版になっているぽい雰囲気だし。

Faure, Durufle, REQUIEM

…CD棚には、ぼちぼちと追加中。
先般新たに入手した、ルイ・フレモー指揮他によるフォーレ&デュリュフレのレクイエム(Erato)、Naxos6月新譜の「ドビュッシー:4手ピアノのための初期作品集」を、最近登録したところだった。
前者は、はじめて自分で買ったフォーレのレクイエムのレコードの演奏で、やはり30数年間聴き続けてきたもの。
後者は、ドビュッシーの作品集としてはかなりマニアックなもので、ドビュッシーの作品には相当親しんでいるつもりの私でさえ聴いたことのない曲のオンパレード。
レビューも書いてみた。

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