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2011.06.14

ケネス・チェ氏、来日

Stellar Saxes, 20110613Stellar Saxes~ケネス・チェ&須川展也 デュオ・コンサート(ヤマハホール)

P.スウェルツ/ラヴェルの墓(チェ&小柳)
B.コックロフト/ Rock Me!(チェ)
E.グレグソン/サクソフォン協奏曲(須川&小柳)
J.B.サンジュレー/グラン・デュオ・コンチェルタントOp.55
加藤昌則/オリエンタル
長生淳/パガニーニ・ロスト
 ケネス・チェ、須川展也(Sax)、小柳美奈子(Pf)

13日(月曜日)。
今日は私は本当だったらフランス国立リヨン管弦楽団の日本公演でサントリーホールにいるはずだったけれど、先日の日記にもちょっと書いたように、1ヶ月足らず前に(原発事故のあおりで)来日自体が中止になってしまった。
当然ながらそちらは払い戻し。いったい何度めかな。払い戻し手続きの作業もだんだん手慣れたものになって来つつある(虚しいことに)。
それでも、中止と知るやいなや諦めていたこちらのチケットを買ったりしているワケで、我ながら懲りない奴である(苦笑)

ところで、公演中止による払い戻しに際して、ぴあを始め他のプレイガイドではチケット額面だけの払い戻しだが(法律的にはそれでよいことになっているらしい)、e+(イープラス)ではちゃんと配送料や発券手数料も含めた額を返してくれる。
今後、e+の扱いがある時はできるだけそちらを使うようにしようと思う。
閑話休題。

という訳で、ヤマハホール。
アイオワ大学教授、アメリカの若きリーディング・サクソフォニストの一人であるケネス・チェ氏の、12年ぶりの来日。
須川さんとレコーディングしたデュオCD「Stellar Saxes」(Crystal Records)の曲目を中心としたプログラムだった。
満席の賑わいのここヤマハホールのゴージャスさに相応しい、極彩色の音の粒をキラキラと撒き散らすような音楽が並んだ。

須川さんの、浮遊するような変幻自在に柔軟なサウンドに対して、ケネスさんの一種「哲学的」といってもいい奥行きのある音が印象的だ。
といって、今のヨーロッパの若い人のようなタイトでつるっとした音色とも違って、アメリカのサクソフォン的なおおらかさも充分に備えていて、こういう音を出す人は他に聞いたことがないなあ。
今回は曲目が全体に派手めで、ケネスさんのそういう良さを実感できるような曲も聴きたかった気がした。
12年前の初来日の時は、そういう意味では実に印象的でしたよ。
新宿の角筈という、西新宿の超高層ビル街を突き抜けたひと気のない先にある、ビルの何階かの簡素な区民ホールで、お客さんも少なく(そもそも知名度なんか無に等しかった)、今日のゴージャスさはまるで夢のようだ。
それでも、その演奏はまさに、感謝と幸福を聴く人に分け与えるかのような得難いもので、この人はホントの天才だ!と思ったものだ。

勿論、今日の曲目にしても、例えばサングラスをかけて(笑)熱演した無伴奏曲、コックロフト「ロックミー」の面白さは無類だったが。
私の中では、クリスチャン・ロバの「ハード」を初めて聴いた時に近いインパクトだった。
スウェルツの「ラヴェルの墓」(オリジナルはなんと、ピッコロとピアノのための作品だそうだ)は、ラヴェルぽい雰囲気を非常によく捉えた曲だったが、この人の作品の例にもれず音符の数が少々多すぎる感じがした。

何にせよ、12年は少々長すぎたが、再び聴くことができて嬉しかった。
今後は是非、もうちょっと頻繁に聴きたいと願う。

ということで、こういう話の流れで来たらお約束でありましょう、ケネス・チェ氏の前回来日時(1999年6月。初来日ではなかったらしいが)のチラシを載せておきます。
今だったら、右のお兄さんが林田さんだということにビックリされる方が多いかも。

19990610

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