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2011.06.25

若き才能~ライブ2題

TPO, 20110624東京フィルハーモニー交響楽団 第803回定期演奏会(サントリーホール)

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(Pf:横山幸雄)
同 /交響曲第3番「英雄」
 指揮:三ツ橋敬子
 (コンサートマスター:三浦章宏)

金曜日(24日)。
まだ6月だというのにこんなに暑いとは、先が思いやられるぞ。

話題の女性指揮者、三ツ橋さん(1980年生まれ)の東フィル定期デビューを聴く。

若き素晴らしい才能の船出を見届けることはたいへん気持ちのいいことだ。
最近稀な、聴いた自分自身さえ灰も残らないほど完全燃焼したかのような、すっきりキッパリとした聴後感とともに終わった。
ものすごい熱演。
舞台に出てきた印象は、黒いスーツに身を包んだ小柄な、ポニーテールの、「かわいらしい」とも形容したいようなおねーさんだけれども、いざ振り始めると、その情熱、狙ったものを掴んで絶対に放さない強靱な集中力にはすっかり目と耳を引きつけられる。

こういう演奏をする若い女性演奏家を見ると私は、光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」に出てくる、少女「あしゅらおう」をイメージする。
無辺の宇宙の中で、決して出逢えることのない絶対者に対して戦いを挑む、凛々しいヒロイン。
この「英雄」という曲が、そのような、宇宙的な拡がりを持った音楽にすら聞こえてくる。
これからも折々に聴いてみたい人だ。
きっとその機会はこれからもあるだろう。

Program_NJP, 201103
水曜日(22日)に聴いた、ハーディング指揮新日本フィルのチャリティコンサート(すみだトリフォニーホール)について書いていなかったので、覚書。

ハーディングの、Music Partner of NJP、という新日本フィルの指揮者としての称号の就任披露公演が、2011年の3月11日に予定されていたことが、すべての発端だった。
ご承知のような訳で、その日はかろうじてホールに辿り着いた100人程度のお客さんの前で演奏会は挙行したそうなのだが、続く公演はすべて中止となってしまった(私は3月17日の演奏会を聴くことになっていたのだが、それも勿論)。
こういう場合は払い戻しになるのが普通だが、そうではなくぜひ代わりの演奏会を、というハーディングの意向で、チャリティコンサート&代替公演、という形で3日間のコンサートが組まれたのだ。

曲はマーラーの交響曲第5番1曲。
プログラム冊子は3月のものをそのまま流用だった。
最初に、エルガーのエニグマ変奏曲よりNimrodを、震災の犠牲者の追悼に献奏。

非常に緻密でしかもダイナミックな、素晴らしいマーラーではあったが(Hn吉永さんの巧さにはそれにしても呆れる…)、インパクトの強さという点では先日のブルックナーの方が上だったかな。
私だけの感想でもないみたいだが。
ただ先日のブルックナーにしても、聞いた話ではブルックナーヲタみたいな人にはあんまり評判良くなかったんだそうで、まあそれは分からなくもない。
何にせよ、いま東京のオーケストラに定期的に来る外国人の指揮者の中で、屈指に興味深い人であることは間違いない。

終演後は、何人かの楽員さんと一緒に、ハーディング自ら募金箱を持ってロビーに立つ。
トリフォニーホールの狭いロビーは、すごい混雑と人だかり。
こんなことを3日も続けてやっていたということだから、ホントにお疲れさまではあります。

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