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2011.05.08

静岡行きの季節

SSJ, 20110507シンフォニエッタ静岡 第18回定期演奏会(グランシップ 中ホール「大地」)

フロラン・シュミット/リートとスケルツォ
W.A.モーツァルト/セレナード(第11番)K375
K.ヴァイル/ヴァイオリンと吹奏楽のための協奏曲(Vn:長尾春花)
 指揮:中原朋哉

友人中原氏率いる室内オケ、シンフォニエッタ静岡(Sinfonietta Shizuoka, JAPAN、略称SSJ)。
土曜日(7日)は定期演奏会で、年に数度の静岡行き。

時間があるときは、東海道線各駅停車で3時間かけてのんびり行くことにしている。
今日もそのつもりで家を出、開場時刻前に着くことになる快速アクティには乗り損ねたので、10分後の普通熱海行きに乗った(通常なら開演15分前に着く)。
ところが、熱海で乗り換えようと思ったらなんと、乗り継ぎの島田行各停が「節電のため」運休。
30分後の浜松行では開演に間に合わない。
ということで急遽新幹線の券を買って、熱海-静岡間のみ「こだま」に乗り、無事開演前に到着。
ヤラレタなあ。こんなところで震災の影響を被るとは思ってもいなかった。

開演。
今日は「管楽器の日」である(SSJの定期演奏会では、何回に一回かはそういう時がある)。
しかし曲目は例によって一筋縄ではいかない興味深さで、前半はまずフロラン・シュミット「リートとスケルツォ」。
ソロホルンと木管九重奏のための、というより、1st Hornが主導的立場をとる木管十重奏のための、という編成の曲である。
「ディオニュソスの祭り」の縮小コピーのような雰囲気がたまらんっす。
次いでモーツァルトのK375。木管八重奏。これまた実演は意外と珍しい。
しかし今回一番面白かったのは休憩後、クルト・ワイルのヴァイオリン協奏曲だった。
ソロの長尾さんの集中力と表出力には驚嘆。
全体にかなり掴みにくいこの曲、影から生まれてまた影へ還ってゆくような謎めいた第1楽章と、エゴン・シーレの絵のような奇妙なリアリティを持った第2楽章、そして、ヒンデミットやストラヴィンスキーみたいな乾いた饒舌さで編まれた第3楽章を、鮮やかに弾ききった。
この曲、私はCDは2種類持っているし、東京でも二度ばかり実演に接しているけれど、こういう音楽だったのか、ということは今回はじめて分かった気分だ。
まだ芸大の4年生だそうだが、間違いなく同世代の誰にもないスペシャルなものを持った方だと思う。
真紅のロングドレス(チラシの写真と同じ)といういでたちがこの曲の雰囲気とは若干違うのでは…と最初思ったけれど、実はこれは血の色をイメージしてたりして。…という飛躍した感想すら持った。
バックのオケ(というかバンド?)も、触発されたか前半よりも更にきめ細かで積極的な演奏。打楽器は正団員の加藤さんかな?とてもいいプレイヤーだと思った。

終演後は、ロビーに出てきた中原さんに挨拶。
長尾さんのコンチェルト・シリーズ楽しみになってきたぞ。
今日は次の予定があったのですぐに退散。


ロビーで、長尾さんの参加されているチャリティCDを購入。

image

なんでも、作曲が長尾さんの出身高校(芸大付高)の先生とのこと。
ピアノ伴奏+ヴォーカルによる歌のCDに、長尾さんがヴァイオリンによる間奏とCDの「看板」を提供したということのようだ。
詳細はこちら(作曲者・吉田菊子さんのブログ内)をご覧ください。

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コメント

チャリティーCDを制作いたしました吉田菊子です。
この度は、CDをご購入下さり、その上、私のブログをご紹介下さり、ありがとうございました。
Thunderさんのますますのご活躍をお祈りいたします。

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