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2011.04.24

デュオ宗貞・渡辺、2011

デュオ宗貞・渡辺 - 20110423宗貞・渡辺サクソフォーン・デュオ(アーティストサロンDolce

バルトーク/44の二重奏曲より(11曲)
W.シュミット/演奏会用二重奏曲
P.アルマ/ディヴェルティメント12番
シューマン/幻想小曲集Op.88より 3、4
イベール/2つの間奏曲
ラフマニノフ/ピアノ三重奏曲第1番「悲しみの三重奏曲」
 宗貞啓二、渡辺美輪子(Sax)
 渡辺麻里(Pf)

土曜日の夜は、久しぶりにサクソフォンを聴く。
サクソフォンデュオの老舗、というかほとんど唯一に近いレギュラーチーム、宗貞・渡辺師弟デュオ。

前半は2アルトの純粋デュオ。
コンピュータで打ち込んだような純正なデュオのサウンドが、ほぼ満席の百席の小さなサロンの空間に横溢する。
宗貞先生お得意の脱力ボヤキMCに、(相方の美輪子さん含め)皆で微(苦)笑しつつプログラムはなごやかに進む。
後半はピアノを加え、宗貞先生テナー、美輪子さんソプラノのピアノトリオ。
一転してきわめて人間くさい、ピアニスト共々、非常に表出力の強い音楽となった。

私は以前にも、同じメンバーのライブを聴いたときに(もう5年も前のことだ)、こんなことを書いた。

宗貞啓二氏といえば、「プロ中のプロ」という印象が私としてはあるけれど、今回久々に間近で音を聴いてみてその理由が分かったような気がした。音圧がすごいのだ。たとえp(ピアノ)であっても、宗貞先生がロングトーンを吹くと床やら椅子やらがビリビリと共振するのが判る。…

その印象は今回も変わらない。
今回は特に、後半のテナーの濃厚なサウンドに酔った。
ああいう音はオレには逆立ちしても出せないなあ。
2004年のチェコフィル来日公演での「ボレロ」のゲストでテナーソロを吹かれた時の(ソプラノソロは大森さん、指揮は故ジャン・フルネ師だった)、ホール中の大気を満たした芳醇な音色は、私は一生忘れないと思う。
美輪子さんの音はそこまでの高エネルギーではないけれど、目指すものは確かに同じところだと感じる。
前半の2アルトの場面では、時折「差音」がはっきりと聞き取れた。

デュオを結成してはや、20年以上。
20年も経てば、お互いもう少し(音楽的に)違う方向性が出てきたとしてもおかしくはないけれど、今でも同じようにデュオが成立するというのは素晴らしいことだ。
宗貞先生は還暦も過ぎ、二言目には「もうトシだから」、と仰るけれど、是非長く続けていただきたいと願う。

…おまけに、恒例(?)蔵出し画像など。
1990年9月のデビューリサイタルも私は聴いているけれど、チラシが出てこなかったので、1994年の公演です。

デュオ宗貞・渡辺 - 19941001

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コンサート(2011年)」カテゴリの記事

コメント

久しぶりにコメントさせて頂きます。

Dolce楽器店で久々にSAXのサロンコンサートを観賞しました。
中村 均一さんの合同コンサート以来でしょうか。

宗貞さんは深くて厚みがあり響く音ですよね。
コンサートの後半に,T.Saxに持ち替えられて演奏された時に,特に思いました。

宗貞さんの現在の使用楽器は,H.Selmerですよね??
以前,Buffe Cramponを使用されていたような....??20年位前に??
私は,B.Cramponを使用した事がないのですか,使用されている演奏家の方の演奏は,深くて響きのある音ですよね。

現在の日本では,Quartre Roseaux,中村 均一さん...。

宗貞さんは,A.SaxでQuartre Roseauxに短期間に所属されてたのですよね?
コンサートを観賞された事はありますか??

コメント有難うございます。
あの小さな会場でまたしてもご一緒していたというのは奇遇ですね。

宗貞先生がキャトルロゾーに在籍されたのは、私ですらまだサクソフォンを吹いていなかったくらい昔のことですので、残念ながら聴いたことはありません。
池上さんが加わった後でしたら、勿論何度も演奏に接しておりますが。

昔はビュッフェのサクソフォンは、「えーっ、この人が!」と(今だったら)思うような方も使われていましたね。
今はすっかり影が薄くなってしまいましたが。

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