2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
フォト
無料ブログはココログ

« 再び、雪の降る日…シティフィル | トップページ | サクソフォン・アンサンブルの諸相 »

2011.02.18

永遠の壮年…フェドセーエフ

image - TPO, 20110217東京フィルハーモニー交響楽団 第60回オペラシティ定期シリーズ(東京オペラシティ・コンサートホール)

モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲
チャイコフスキー/組曲第3番
リムスキー=コルサコフ/交響組曲「シェエラザード」
 指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ
 (コンサートマスター:荒井英治)

17日。東京フィルは今季(2010/11シーズン)最後の定期でした。
昨夜のうちに書き終えていたエントリだけど、@niftyの障害でアップロードすることができず、今日になってしまった。
指揮は名匠フェドセーエフ。

永遠の壮年、のようなイメージのフェドさんも、今年でもう79歳、というのは意外(故岩城宏之さんと同年)。
しかし、見た目や、余分な力の抜けた足腰の動き方も、以前とまるで変わらない。
「フィガロの結婚」が始まった瞬間からもう、フェドさんの音だ。
明るい音なんだけど、なんていうか、枯れた明るさ。葉っぱが全部落ちて見晴らしの良くなった冬の森の快晴の日のような。
チャイコフスキー、そしてメインプロの「シェエラザード」では、むかし聴いて惚れ込んだ(一度だけ都響に来られた時に聴いたショスタコの8番は今でも忘れられない)、フェドさんならではの剛毅な力と推進力がそこに加わってくる。
そういえば「シェエラザード」って、最近生ではぜんぜん聴いてないなあ。
プロオケの定期演奏会などでは、ほとんど演奏されない類の曲になってしまった。かといって名曲コンサートでとり上げるには、サイズ的に少々大きすぎるし。
今回聴くことができたのはつくづく貴重な機会だった、と実感する。
ほとんど満席のお客さん達も、同じ気持ちだったと思う。
東フィルもすばらしい熱演。この音が出せるのがやはり、東フィルの東フィルたる所以だな。

そういえば私も、「シェエラザード」、演奏したっけな。たったの13人で。
半年も経ってないのに、なんだかずいぶん昔のことのように思える。
勿論、本物の音にはかないっこないけれど、ああ、自分たちもそれなりに結構真っ当なことをやっていた(やろうとしていた)んだな、ということを再確認できたのが、嬉しかった。

image - CD, Fedoseev

ロビーで、フェドさんがモスクワ放送響を振った1枚999円のCDを何タイトルか売っていたので、チャイコフスキーの三大バレエ組曲の1枚を購入(Victor)。
1990年の録音。日本のスタッフがソ連邦崩壊後まもないモスクワに乗り込んで録音セッションを組んだ、当時それなりの話題となったはずのCDだ。こんな形で廉価盤に降りてきていたとは知らなかった。
…こういうストレートで辛口の「本場の」演奏を聴くと、世の「説明的」で口当りのよいロシア音楽の演奏ってのは麗しい誤解だよなあ、と思えてくる。

« 再び、雪の降る日…シティフィル | トップページ | サクソフォン・アンサンブルの諸相 »

コンサート(2011年)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 再び、雪の降る日…シティフィル | トップページ | サクソフォン・アンサンブルの諸相 »