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2010.12.09

あるコンサートの覚書

image先週の4日(土)に聴いた、あるオーケストラのコンサートの覚書。

いかにもこの指揮者らしい、あんまり音楽の内側に踏み込まないで、外側を徹底的に磨き上げた演奏だった。
ドビュッシーはまあ、この指揮者とオケだったら、という想定範囲内。滅多に聴けないストラヴィンスキーのほうが面白かった。
とはいえ、この人がこのオケの音楽監督をしていた頃のような、シツコイまでの細部への絡み方というのはあまり感じられなかったので、この人も「オトナになったよなあ」、などと、ヘンな感心の仕方をする。74歳になった人を相手に言うことじゃないが。

ソリストは、先日行われた某超有名国際コンクールとのタイアップで、そのコンクールの優勝者が、ショパンの1番または2番、どちらかのコンチェルトを弾く(その優勝者が本選で弾いた曲ということか)ために来日する、という形で、つまり、告知の段階では誰が何を弾くか分からない(笑)という、なかなか珍しい事態だった。
なのでまあ、その「話題の」優勝者を日本で初めて実演で聴くという、ジャーナリスティックには面白い体験をはからずもした訳ですが。
確かに、巧い人だった。音色はとても綺麗だし、度胸はあるし。
だがしかし、このコンクールの「アルゲリッチ以来45年ぶりの女性優勝者」、ということだったけれど、じゃあアルゲリッチみたいな「天才」か、というと、それはちょっと保留かな、ってところ。

オーボエ(元首席奏者)の北島さんが、今月14日限りで定年退職だそうだ。
この1年、このオーケストラの一時代を築いた名手の方々の最後の姿を、何度見たことだろうか。

…さて、実はこのオケの話題をブログに書くといつも、検索で訪れると思われるたくさんの一見さんでアクセス数が跳ね上がるのです。内容の如何に関係なく。
なので、今回は検索で捕まらないよう(時期も外して)、気をつけて書いてみた。
私の場合、自分の知っている人が同じコンサートを聴いたら、その人はどう思ったかな、という興味はあっても、不特定多数の意見を検索で調べる、などという趣味はないので、そういう一見さんの存在は私にとっては少々不気味ではある。
だいたい、コンサートの感想なんて自分ひとりのものだし、そもそもその場に自分がいなければ絶対分からないことだし、特にこのオケの場合は定期演奏会のほぼ全てがTVやFMで放送される訳だから、そこで起こったことを知ろうと思えばいくらでもその機会はあるんだし。
みなさん何を知りたくて検索しているんだろうか。
こんなものは所詮素人の覚書ですから、大したこと書いちゃいませんよ。

まあ、それだけこのオーケストラがたくさんの人から注目されている、ってことなんだろうけれど。

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