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2010.10.27

ヘムケ博士離日

本日10月27日、サクソフォンの世界的巨匠、フレデリック・ヘムケ博士が、2週間の日本滞在を終えて、無事帰国の途についたとの報をきく。

今回は、幸いにも18日の国立音大のコンサートでその演奏を耳にすることができたものの、マスタークラス等それ以外の機会には接することができなかった。
だけれど、私は23年前(1987年)のヘムケ来日の際、マスタークラスを聴講したことがあって、そのさいに人生で一番大切なことをヘムケに教わったと思っている。
それを聞くことができた幸運と貴重さを、いま改めて実感しているところ。

「最も大切なことは、指が速く動くとか音符をたくさん吹けるとかそういうことではなく、自分が誰であるのかがわかるような演奏をするということです」

ヘムケ博士は、マスタークラス全体の締めくくりとして、こう言った。
通訳は大室勇一先生だった。(その時には思いもつかなかったが、この1年足らず後に亡くなられることになる。)
錘しのように、心の中へ垂直に沈んで行く言葉だった。
以後、折にふれて思い出すことになる。今回のように。
このブログでも昔ご紹介したことはあったはずだけれど、大事なことというのは何度書いても良いのだ。

ちなみに、そのときのマスタークラスの内容というのは、記録が手許に残っているので、ここに記しておくことにする。
今となっては「歴史的」資料という感じがする。
尚美アビラック・コミュニティ・センターというのは、建て替わる前のバリオホールが入っていた、水道橋の坂の上(古い旅館の隣)の建物のこと。今は取り壊されて跡地にはマンションが建っている。
いろいろな局面で時代は変わりましたな。

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フレデリック・ヘムケ 公開マスタークラス
1987年11月25日(水)18時~ 尚美アビラック・コミュニティ・センター内 ステラスタジオ

受講生・曲目

隠岐徹(東京音大3年)
 「プロヴァンスの風景」(P.モーリス)より 4、5
涌澤勝美(武蔵野音大3年)
 プレリュード、カデンツァとフィナーレ(A.デザンクロ)
田中靖人(国立音大4年)
 ミュージック(L.バセット)より 3
小藤田康弘(尚美ディプロマコース1年)
 コンチェルティーノ・ダ・カメラ(J.イベール)より 2
彦坂眞一郎(東京芸大大学院)
 エレジーとロンド(K.フーサ)

通訳 大室勇一

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