佐野さんに逢いました
金曜日は石森の地下ホールで、名古屋からご来京の佐野功枝さん(Sax)のコンサートへ。
…しかし、仕事が終わらず、「コレ月曜でいい?」といろいろ投げて帰ったけど、結局7時半まで職場に居ました。
後半の2曲めで到着。(勤務地が勤務地なので、都内の大抵のコンサート会場には30-40分以内に着ける。そうでなきゃこんな生活はしてられない)
佐野さんというプレイヤーのことは全然知らなかったんだけれど、今年始めに偶然CDを聴いて、感じるところがあって書いた記事がこれ。
こういう、普段とは次元の異なるような種類の共感を感じたサクソフォンの演奏というのは久しぶりだったので、東京で演奏されるという話を聞いて、是非行こうと思っていた。
ゲストの雲井さんのソロや、J.B.ルイエのピアノトリオが聴けなかったのは残念だったけれど、とりあえず間に合ったので、終演後佐野さんご本人とお話しすることができた。
「はじめまして、Thunderです、と言って分かりますか?」
「ああっ、分かりますっ」
佐野さんご本人としても、私の記事をとても喜んでもらえた、という以上に、勇気づけられた、という話を伺い、あの記事を書いてよかった、と思った。
「ぜひ一度お会いしたかったんです」、なーんて言われちゃって、嬉しかったですね。
それにしても、雲井さんとのデュオでこの人の音を初めて聴いて、私自身の「共感」の本質を再確認した思いがしたものだった。
当該記事の最後にも書いたけれど、難しいことや複雑なことに感心するよりも、私もこういう音を出したい、こういう演奏をしたい、というプリミティヴな共感のほうをこれからは大事にしなきゃいけないな、と改めて思った。
10/22には地元(名古屋・宗次ホール)でもリサイタルがあるそうですね。地元の皆様よろしくです。
CDの宣伝チラシがまたなかなか素敵なので、貼りつけておきます。
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