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2010.08.19

リラッカー

17日の発表会で、聴いてくださった何人かの方に「音が変わりましたね」、というようなことを言われたり驚かれたりしたんだけれど、実は今回、去年までのこの会とは違う楽器を吹いていたのだ。
ちょっと前にもブログ記事にしたことがあったけれど、私が大学3年生になった時(1982年)に買った、最近はずっと使われないまま部屋の隅で錆びついていた古い仏セルマーのマーク7を完全リニューアル(オーバーホール&リラッカー)して、今までのメイン機だった国産の楽器に代わって13年ぶりに再デビューさせた、というわけ。

一昨年、ソプラノを国産品からセルマーに戻して、それ以来同じ国産品のアルトを吹いているのがだんだん不自然な感じになってきたので、こちらもセルマーに戻したほうがいいのかな、といって最近のセルマーのアルトはなあ…と悩んでいたんだけど、考えてみたら「最近のじゃないセルマー」はいたって身近な場所に転がっていたのだった。
ここ最近、とある素晴らしい技術者の方と懇意になったこともあり、思い切ってお願いしてみた。
結果は大成功。なんでもっと早く思い切らなかったんだろう。
自分は「この楽器」で育ったんだな、ということをひしひしと実感できる音がする。20歳から30いくつの時まで、自分が生涯でいちばんサックスを練習した時期に吹いていた楽器だから。
なにしろ昔の楽器なので(シリアルは25xxxx)、ピッチはかなり暴れるんだけれど、コントロールは充分に可能だし(そもそもこの楽器で基礎訓練を積んでいるんだから)、聴いた感じではメーターで見るほどピッチの悪い印象は全然ないのも、不思議っちゃ不思議。

使用前
リラッカー前

使用後
リラッカー後

見てのとおり、新品のシリーズIIみたいな黄色っぽい色になった。
別のところでやってもらったら、ジュビリーの色になるところだったらしい…(ワタシゃ個人的にジュビリーの色は○マハみたいであんまり好きになれない)

リラッカーすると、音色が変わるんじゃないか、という心配はあったけれど。
厳密に言えば勿論変わる。リラッカーするには楽器を一度完全に分解して古いラッカーを全部剥がした後、表面をきれいに研磨し直して(当然管体は薄くなる)再塗装、再組立と完全調整、という工程を経る。楽器なんてパーツ1つ、指掛け一つ替えただけでも音色が変わるくらいだから、それだけの工程をくぐって変わらないわけがない。
だけど、私の印象では、別の楽器、というほどの変化にはならないんじゃないかな、とは思った。
元々同じ設計、同じ重量バランスなのだから。
リラッカーで音が変わる、というのは、リラッカーには組み直しと再調整ということが付き物なので、それを行なう技術者の腕や癖によるところも大きいんじゃないかな、とこれは私の想像。調整の仕方次第で楽器の全体的な印象は随分変わるから。
まあ、13年吹いてなかった楽器なので、正確な比較はできない。
少なくとも、今回この楽器をリニューアルしたことについては、マイナスの感想や後悔は一切ない。

値段ですか?
中古のセルマーが1本買えるくらい、というところか。

もしリラッカーを考えている方の参考になれば、と思って、書いてみました。

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