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2010.07.06

ミッション終了

「シェエラザード」の編曲がやっと終了。
いやーしんどかった。
作業を無理やり一区切りさせて寝る頃にはもう窓の外が明るい、なんていう日々が何日も続くのはさすがにきつい。

それにしても、スコアを書き上げた翌日には、もう清書・整形済みのパート譜が全パート揃う、というのは、手書きの時代には考えられなかった。
書き上がったスコアをコピーして、五線一段毎に切り取って束ねて短冊状にしたものをみんなに配って、手分けしてパート譜を書く(結果的に、極めてバラエティに富んだ見てくれの手書きパート譜が出来上がる)、なんていう作業をした経験のある人はいまだ多いだろうけど、そんなものもこの先は「昔(いにしえ)の時代のエピソード」となっていくんだろうなあ。

もしかしたら以前にも書いたことがあるかもしれないけれど、大事なことなので何度でも書きます。
私が10~12パート程度のサクソフォンアンサンブルの編曲をするのは、自分なりに「音楽」に対してどこまで深くアプローチできるか、という一種の実験だと思っている。
吹奏楽でも弦楽アンサンブルでもブラスアンサンブルでも、私たちテードの技量のアマチュアプレイヤーが10人かそこら集まったところで出来ることなんてタカが知れているけれど、サクソフォンのアンサンブルだったら唯一、この「シェエラザード」のような古今の名曲をなんとなくそれらしく聞こえるところまで仕上げられる可能性を持っていると思う。
勿論そのためには、ただサクソフォンを上手に吹けるだけでも駄目で、アンサンブルの基礎的な技術に加えて、弦楽器のような、あるいは金管楽器のようなニュアンスや音色を出すにはどうしたらいいか、とか、いろんなことを知って実践できなければいけないけれど、少なくとも例えば金管楽器10本のアンサンブルで弦楽器のようなニュアンスを出そうとすることに比べたら、それははるかに易しいと思う。

マリウス・コンスタン(1925-2004、作曲家・指揮者)という人は、「サクソフォンは偉大なカメレオンである」と言ったそうだけれど、多分言いたいことはそういうことなんじゃないかな(それだけでもないだろうけれど)。

要するにサクソフォンのアンサンブルというのは、合奏としての「音楽」を追求するための最も簡便でかつ効率的な(手の届きやすい)媒体なのですよ。
勿論、簡便であるということは安易さとも結びつきやすいので、そこらへんは重々自戒しつつ臨む必要はあるけれど。

…ま、ともかく、楽譜が出来上がっちまえば、あとは練習するだけだ。
さてと、現実に戻って、ぼちぼちブログも再開することとしましょう。

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