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2010.06.01

【告知】ティモシー・マカリスター(Sax)東京デビュー

告知です。
最近の当ブログ、演奏会の告知と聴きに行った演奏会のレポート、たまーに本番と練習の記録、くらいしかコンテンツが無いんですが(苦笑)、本当は他にも書きたいことはあるものの諸般の事情によりしばらくは厳しそうです。

Tim McAllisterかの国では「現代のアメリカを代表する」、という形容の付くアメリカの若きサクソフォンの名手が、この6月、東京でデビューリサイタルを開くことになった。
その名はティモシー・マカリスター(Timothy McAllister 1972年生まれ、アリゾナ州立大学准教授)。

ティモシー・マカリスター サクソフォーン・コンサート
2010年6月17日(木)19時開演 ルーテル市ヶ谷ホール

曲目:
Roshanne Etezady/Streetlegal
H.ヴィラ=ロボス/ファンタジア
C.フランク/ソナタ
W.ジェイコブ/舟歌~2本のアルト・サクソフォンとピアノのための
 ゲスト:ジョナサン・ウィントリンハム(Sax)
平義久/Penombres VI
W.オルブライト/ソナタ
 ピアノ:キャスリン・グッドソン

入場料:前売3000円、当日3500円
チケット取扱:ドルチェ楽器東京

アメリカの(クラシックの)サクソフォン奏者というと、誰をイメージしますか。
今だったらまずは、オーティス・マーフィー(インディアナ大学准教授)でしょうね。
来日の頻度とメディアへの登場度合という点で、いま日本で最も有名な海外のサクソフォン奏者かもしれない。
昔からよく知られたところで、ユージン・ルソー(インディアナ大学特別名誉教授。現在はミネソタ大学)、フレデリック・ヘムケ(ノースウェスタン大学教授)の両巨匠。
ともに半世紀を超えるキャリアの持ち主ながら、いまだバリバリの現役。
若い世代では、ケネス・チェ(アイオワ大学教授)が現在、日本では「ブレイク前夜」のようなポジションにいると思う(最近、須川さんとのデュオのCDも出したところだし)。
私はこの人の日本デビューリサイタルを聴いているけれど、まさしく「真の天才」、という印象だった。

というところで今回来日するティモシー・マカリスターだが、彼はルソーやヘムケと並び称される同年代のもうひとりのアメリカの巨匠、ドナルド・シンタ(ミシガン大学教授)の高弟である。
「先覚者」ラリー・ティール(1905-1984)の直接の流れをくむドナルド・シンタの門下生は、アメリカのサクソフォン界の一大勢力ではあるけれど、この系統のサクソフォン奏者が日本で本格的なリサイタルを開くのは極めて珍しいことだと思う(ドナルド・シンタ自身は何度か来日している)。
シンプルでダークな音色、深いエモーションとスピリット、といった、アメリカのクラシカル・サクソフォンのスタイルに対する集合的なイメージは、このシンタ一門の方々に、より典型的に表れているように感じられる。
そういう意味で、今回のリサイタルはとても楽しみだ。
文字通り、「現代アメリカのエコールの最先端」というものを耳にできることと思う。
得意とする現代作品と、有名どころのオーソドックスなレパートリーとのバランスが絶妙ですね。
弟子のジョナサンとの共演というのもいい。昨年夏の彼の日本でのリサイタルは、去年私の聴いたたくさんのコンサートの中でも際立って印象に残っているもののひとつだった。

告知を見ただけでは、「ティモシー、Who?」ってことになってしまうと思うので、期待をこめてちょっとだけ「解説」をしてみました。

わずか22~23歳のときに録音されたという、彼のデビューCD、「Visions」(Centaur Records)を聴いている。

Centaur CRC2280

ご存じkuriさんのブログでも、ティモシー・マカリスターのCD特集が連載されていたけれど、私がとり上げるのは少々古いもの。
というか、最近の私はサクソフォンのCDを買い集める性癖というものが失せてしまったので(苦笑)、あんまり新しいのは持っていないのです。

それにしてもなんという迷いのない音楽だろうか。
ロジャース「レッスン・オブ・ザ・スカイ」や、レノン「ディスタンス・ウィズイン・ミー」といった、日本では極最近になってやっと演奏され始めた「アメリカン・ニュー・スタンダード」も、当然のように入っている。
この頃(1995年発売)の彼の音には、師匠シンタの直接的な影響が透けて見えるけれども、15年経った今はどうなっているだろうか。

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コメント

追記です。
前日16日には、ドルチェ楽器のサロンでマスタークラス&ミニコンサートがあるそうです。(18時30分開始、入場料1000円)
受講生は山崎憂佳(芸大)・クレストン/ソナタ、小川卓朗(洗足学園)・スウェルツ/クロノス、とのこと。

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